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アンフィテアトルム(ラテン語:amphitheatrum、英語:amphitheatre)は、古代ローマにおいて剣闘士競技などの見世物が行われた施設。中央のアリーナと呼ばれる空間を観客席が取り囲み、全体としては楕円形の構造を持つ。イタリア、ローマ市内に残るコロッセオが有名。 ==名称== 「アンフィ」(amphi-)は「周りに」(もしくは「両側に」)、「テアトルム」(theatrum)は「劇場」であり、合わせて「周りに観客席のある劇場」を意味する。 ポンペイに現存する最古のアンフィテアトルムの石碑によれば「スペクタクラ(観覧用の建物)」という語が使われていたが、ウィトルウィウスにより初めてアンフィテアトロンという語が使用された。 日本語では円形劇場や円形競技場と訳される場合があるが、円形闘技場とするのが正しい。 なぜなら、舞台に対して一方のみに半円形の観客席を持つ形式の劇場(いわゆるローマ劇場)や、陸上競技・体育競技やとりわけ戦車競技が主として行われたトラック状の競技場(ギリシア語でスタディオン、ラテン語でチルコ)としばしば混同されているが、専ら演劇のために用いられるローマ劇場や戦車競技で著名な競技場に対して、アンフィテアトルムは様々な見世物のための場であり、これらは形状だけでなく役割の上からも明確な区別をする必要がある。古代ローマ領土の数多くの都市が、アンフィテアトルムとローマ劇場、それに競技場を備えていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アンフィテアトルム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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