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『アーサーのターン・ワザリング冒険』(アーサーのターン・ワザリングぼうけん、中英語の原題:''The Awntyrs off Arthure at the Terne Wathelyne'', 現代英語表記:''The Adventures of Arthur at Tarn Wadling'')は、アーサー王物語のひとつ。中英語による頭韻法による詩物語であり、702行からなる。タイトルに「アーサー」と入っているが、実質的な主人公はアーサー王の甥ガウェイン卿である。この物語はカンバーランドにおいて14世紀後半から15世紀初期に作成されたと考えられており、当時はかなりの知名度があった。現在では4種類の写本がイングランドの各地に残っている。 == 韻の形式 == 詩は、13行からなるスタンザ(節)で構成されており、そのスタンザは基本的に、ababababcddcのリズムによる4行の頭韻文から構成される。頭韻法は中英語の詩においては非常によく使われる技法であり、全体の半分以上のものは3行でなく4行からなっていた。〔Hahn, T. ''The Awntyrs off Arthure '', Medieval Institute Publications, 1995.〕『アーサー王のターン・ワザリング冒険』の冒頭のスタンザは以下の通で、13行のスタンザが4行、4行、3行、2行の文章からなっている。 :In the tyme of Arthur an aunter bytydde, :By the Turne Wathelan, as the boke telles, :Whan he to Carlele was comen, that conquerour kydde, :With dukes and dussiperes that with the dere dwelles. :To hunte at the herdes that longe had ben hydde, :On a day thei hem dight to the depe delles, :To fall of the femailes in forest were frydde, :Fayre by the fermesones in frithes and felles. :Thus to wode arn thei went, the wlonkest in wedes, :Bothe the Kyng and the Quene, :And al the doughti bydene. :Sir Gawayn, gayest on grene, :Dame Gaynour he ledes. (1-13) このように、変則的な13行からなるスタンザで頭韻を踏む形式は、中英語の詩にはよく見られるものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーサーのターン・ワザリング冒険」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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