|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
S・W・アードネス(S. W. Erdnase、1872年? - 1905年?)は、『The Expert at the Card Table』の著者。その正体はアメリカの賭博師、アマチュアマジシャンと考えられている。 1902年にS・W・アードネスが出版した『The Expert at the Card Table』は、主にイカサマ師がギャンブルの場で用いるカードテクニックについて100個以上の図とともに詳細に解説したものである。また、それらの技法を用いて行われる奇術(カードマジック)の解説もされている。正確には『The Expert at the Card Table』は1905年に再版されたときのタイトルで、原題は『Artifice Ruse and Subterfuge at the Card Table』である。 クロースアップマジックで知られるダイ・バーノンは同書を強く推し、1984年には注釈本である『Revelations』を発表している。またダーウィン・オーティスも『Annotated Erdnase』と題した写真入りの解説書を1991年に発表している。 『The Expert at the Card Table』は、日本でも浜野明千宏の訳によって東京堂出版から『プロがあかすカードマジック・テクニック』として1989年に出版されている。 アードネスがいったい何者であるのかは謎に包まれており、前述のダイ・バーノンのほかにフォーセット・ロス、ジェフ・バズビーなどがその正体を探っていた。 『Revelations』の編集者であるパーシ・ダイアコニスは、その序文においてギャンブラーとマジシャンの合作のペンネームであるという説を紹介している。 1940年代後半、マーティン・ガードナーがアードネスの正体をミルトン・フランクリン・アンドリューズであるとつきとめた。S・W・Erdnaseを逆に綴るとE・S・Andrewsとなる。アンドリューズは殺人容疑で指名手配中で、1905年に警官が彼の部屋に突入した際に自殺した。 == 参考文献 == *荒木一郎 『テクニカルなカードマジック講座2』 東京堂出版、2006年、15頁。 *S・W・アードネス著、浜野明千宏訳 『プロがあかすカードマジック・テクニック』 東京堂出版、1989年。 *松田道弘 『世界のマジシャン・フーズフー』 東京堂出版、1995年、65頁。 *S・W・Erdnase, ''The Expert at the Card Table'', Dover Publications, 1995. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「S・W・アードネス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 S. W. Erdnase 」があります。 スポンサード リンク
|