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エスクリマ(Eskrima)とはフィリピン武術の名称である。アーニス(Arnis)、またはカリ(Kali)とも呼ばれる。 == 概要 == フィリピンで行われている素手、棒やナイフ、紐といった武器術を持つ武術である。公式にフィリピンの国技と認められており、学校の体育教育にも取り入れられているほか、国体の正式種目ともなっている〔フル・コム 『達人 第十巻 戦慄!未公開戦闘法』、東邦出版、2011年〕。 「エスクリマ」や「アーニス」という名称は、フィリピンがスペインに統治されていた時代に現地の武術を見たスペイン人によって付けられた名称である〔。「エスクリマ」はスペイン語でフェンシングを意味するesgrima、「アーニス」はスペイン語で鎧を意味するarnesに由来する〔カリの由来 フィリピン武術 フジ・アーニス・クラブ 2012年9月12日閲覧〕。古くは地方によって様々な名称で呼ばれていた。「カリ」という言葉はビサヤ語のkamot(手)とlihok(動き)に由来し、両者の頭文字をとった言葉である〔。 スペイン統治時代にはスペイン人のフェンシングから多くの影響を受け、呼び名だけでなく、フェンシング用語や西洋剣術の技術(16世紀以降のレイピア剣時代にヨーロッパで流行した、攻撃用の長剣と防御用の短剣の二刀流で戦うエスパダ・イ・ダガ等)も取り入れられている。 歴史的な経緯からアメリカで広く普及しており、実戦的な武術として人気がある。アメリカでは警察などの法執行機関でも採用されているほか、アメリカ軍や合衆国連邦捜査局(FBI)の格闘術にも部分的にエスクリマの技が採り入れられている。アメリカ海兵隊ではエスクリマの棒術をもとに考案した銃剣術を制定している。フィリピンの特殊部隊でも採用されている〔知的発見!探検隊 『世界のすごい武術・格闘技』、イースト・プレス、2011年〕。 ブルース・リーが学んだ武術の一つでもあり、映画『燃えよドラゴン』のなかでも、リーがオリシを使用するシーンが見られる。後にリーが興したジークンドーにはエスクリマは取り入れられていない(ジークンドーは素手のみ)。またジークンドーを教える道場ではジュンファングンフーと共にエスクリマ、シラット(インドネシアの武術)、修斗(総合格闘技の一種)等を稽古する事が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エスクリマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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