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アーネスト・ジョイス : ミニ英和和英辞書
アーネスト・ジョイス[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

アーネスト・ジョイス : ウィキペディア日本語版
アーネスト・ジョイス[ちょうおん]

アーネスト・エドワード・ミルズ・ジョイス(、1875年頃 - 1940年5月2日)は、イギリス海軍の水兵かつ探検家であり、20世紀初めの南極探検の英雄時代に4度南極探検に参加した。ロバート・ファルコン・スコットアーネスト・シャクルトン両隊長の下に仕えた。シャクルトンの帝国南極横断探検隊のときはロス海支隊の隊員となり、グレート・アイス・バリアの大変な旅の後で、瀕死の隊員を何とか安全な所まで運んだその行動で、人命救助をした者に贈られるアルバート・メダルを受章することになった。極圏メダルには4度南極に行ったことを示す4本のバーが付けられた。これは同僚のフランク・ワイルドとジョイスの2人のみが受けた栄誉となった。
ジョイスは卑しい船乗りの出身であり、イギリス海軍では1891年に少年水兵としてその経歴が始まった。南極の経験は10年後にスコットのディスカバリー遠征に上等水兵として参加した時に始まった。1907年、シャクルトンがニムロド遠征で、ジョイスを犬とそりの担当として採用した。その後1911年のダグラス・モーソンによるオーストラリア南極遠征でも同じ役割で参加したが、南極に出発する前に隊を離れた。1914年シャクルトンがロス海支隊にジョイスを採用した。この遠征の英雄的な行動で、南極との関わり、さらには探検家の経歴の終わりとなったにも拘わらず、ジョイスは他の遠征にも参加しようとする動きを繰り返した。
ジョイスはその経歴を通じて、否定する側と肯定する側双方を惹きつける、摩擦の多い性格で知られた。活躍した分野での効率の良さはその仲間の多くから認められたものだったが、その性格の別の面はあまり喜ばれなかった。恨みを根に持つ性質、真実についての高慢さと歪曲がその面だった。ジョイスの日記と、それを元にして書いた著書は利己的でうそつきの作品だと非難された。ジョイスはその遠征から物質的に得るものがなく、南極後の人生は質素な生活となり、1940年に急死した。
== 初期の経歴 ==

ジョイスの生い立ちの詳細は不明である。1875年にイングランドのボグナーで生まれたと考えられているが、正確な誕生日は不明である。ジョイスの父も祖父も船員であり、父は恐らく沿岸警備隊に入っていた〔Huxley, p. 101〕。父が若くして亡くなったことで、その未亡人である母は3人の子供を抱えて自分の裁縫師として限られた収入で生活していく必要があり、幼いアーネストを、グリニッジにあった海軍孤児のための王立病院学校の下級学校に送り込んだ。ここの厳格な環境の中で、ジョイスはイギリス海軍の水兵になるための職業教育を受けた。1891年に15歳でこの学校を出て、少年水兵として海軍に入り、その後の10年間で、二等水兵、さらに上等水兵に昇格した〔。
1891年から1901年までジョイスの海軍勤務記録の詳細は残っていない。1901年にケープタウンでHMSジブラルタルに乗務しており、その年9月にスコットの遠征船ディスカバリーが南極に行く途中でケープタウンに立ち寄った。スコットは人手が足りず、志願兵を求めていた。このとき応募した数百人の水兵の中から、ジョイスはディスカバリー遠征に加わる4人の1人に選ばれた。1901年10月14日に''ディスカバリー''で南に向けて出港した〔〔Wilson, p. 59 and p. 401〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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