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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
21000系電車(21000けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道の特急形電車である。 当初は「アーバンライナー (URBAN LINER) 」の車両愛称を与えられていたが、後年実施された更新改造後は「アーバンライナーplus (Urban Liner plus) 」と呼ばれている。改良増備型の21020系電車「アーバンライナーnext」とともに近鉄の看板車両となっている。 解説の便宜上、本項では大阪上本町・大阪難波側の先頭車の車両番号+F(Formation=編成の略)を編成名として記述する(例:モ21101以下6両編成=21101F)。 == 概要 == 近鉄難波(現・大阪難波) - 近鉄名古屋間の名阪ノンストップ特急の専用車として、1988年(昭和63年)1月に、6両3編成(18両)が近畿車輛で製造された。同年3月18日より、1日6往復体制で営業運転を開始した。その後も増備され、1990年に名阪ノンストップ特急の全列車が本系列に置き換えられた。のちに乗客増により中間車を増備のうえ8両編成も登場した。基本的に名阪特急で運用されるが、大阪難波 - 近鉄奈良間や近鉄名古屋から伊勢志摩方面の一部の特急にも充当されている。 当該系列は名阪ノンストップ特急のシェア拡大のために、鉄道車両の常識には捉われない革新的なデザインと乗客本位の居住空間を備え、従来の近鉄特急とは大きく異なる姿で登場した。しかしその一方で、電気的システムや足回りをはじめ、座席、トイレの構造は基本的に在来車両のスタイルを踏襲しており、車両全体のフルモデルチェンジが実施された訳ではなかった〔デザインの革新性を除けば、それ以外の面は従来の特急車と大差はない。『鉄道ファン』1988年4月(第324号)、7 - 22頁の車両スペックと12200系のそれと比較すれば解る。〕。足回りや電気的な面も含めて全面的にモデルチェンジしたのは、本系列より4年あとに竣功した22000系「ACE」である。しかし、本系列で具現化された車両デザインやそのコンセプトは、以後の近鉄特急車両のみならず、他社の車両にも大きなデザインの変革をもたらす契機となった〔『週刊 鉄道データファイル』(第270号)、デアゴスティーニ・ジャパン、14頁〕。 1988年(昭和63年)グッドデザイン賞、日経優秀製品・サービス賞〔『鉄道ファン』1989年3月(第335号)、交友社、60 - 61頁〕、1989年(平成元年・第32回)鉄道友の会ブルーリボン賞の3賞を受賞している〔ブルーリボン賞の授賞式は1989年7月16日に上本町にて挙行され、名張まで21101Fによる祝賀列車が運行された。当該編成には前面にブルーリボンをあしらった記念ステッカーが貼付された。『鉄道ファン』1989年10月号(第342号)、交友社、143頁〕。 本系列はレクレーションカー(1949 - 1957年)以来の特別車両を連結した特急車両である〔デトニ2300型をサロン風に改造し、1949年から1957年頃まで運用された。運賃、特急料金のほかにサロン利用料として当時の金額で50円を必要とした。 田淵仁『近鉄特急 上』JTB 75頁〕。編成中1両連結され、利用には運賃・特急料金のほかに特別車両料金が必要である。特別車両を連結するため運用列車は決まっており、このために近鉄時刻表、および近鉄の駅掲示の時刻表には、当該系列で運転される列車に「UL」を図案化したロゴタイプを表記する。JTB時刻表では「UL」のローマ字を表記する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「近鉄21000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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