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アーベル圏 : ミニ英和和英辞書
アーベル圏[あーべるけん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [けん]
  1. (n,n-suf) sphere 2. circle 3. range

アーベル圏 : ウィキペディア日本語版
アーベル圏[あーべるけん]
アーベル圏(アーベルけん、)とはアレクサンドル・グロタンディークによって考案された、ホモロジー代数が展開できるよういくつかの公理を満たすである。元来、係数のコホモロジー理論(層コホモロジー)と定数係数のコホモロジー理論は、定義および構成方法がまったくといっていいほど異なるにもかかわらず、理論の構造は酷似していた。そのため両者を統一的な観点から記述するために考案された。しかしながら知られているすべてのコホモロジー理論がアーベル圏上で展開できるわけではない。
== 定義 ==
以下の4条件を満たす C加法圏という。
* C零対象を持つ。
* ''X''1, ''X''2C に対して直積 ''X''1 × ''X''2直和 ''X''1 ⊔ ''X''2 が存在する。
* ''X''1, ''X''2C、入射 ''i''''k'': ''X''''k'' → ''X''1 ⊔ ''X''2 と射影 ''p''''j'': ''X''1 × ''X''2 → ''X''''j'' に対して
:p_j \circ r \circ i_k = \begin
\operatorname_ & j=k\\
0 & j \neq k
\end

で定まる射 ''r'': ''X''1 ⊔ ''X''2 → ''X''1 × ''X''2 が同型である。
* ''X'' ∈ C に対して合成
: X \longrightarrow X \times X \stackrel X \times X \stackrel X \sqcup X \longrightarrow X
零射であるような射 ''a'': ''X'' → ''X'' が存在する。ただし、''X'' → ''X'' × ''X'' と ''X'' ⊔ ''X'' はそれぞれ対角、余対角射である。
以下の2条件を満たす加法圏 Cアーベル圏という。
* 任意の余核を持つ。
* 任意の射 ''ƒ'': ''X'' → ''Y'' に対して自然な射 Coim ''ƒ'' → Im ''ƒ'' は同型である。
:\begin
\operatornamef &\longrightarrow &X &\stackrel &Y &\longrightarrow &\operatornamef \\
& &\downarrow & &\downarrow & \\
& &\operatornamef &\longrightarrow &\operatornamef &
\end

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アーベル圏」の詳細全文を読む




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