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アームズ・レングス原則 : ミニ英和和英辞書
アームズ・レングス原則[あーむずれんぐすげんそく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
レングス : [れんぐす]
 【名詞】 1. length 2. (n) length
: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
原則 : [げんそく]
 【名詞】 1. principle 2. general rule 

アームズ・レングス原則 : ウィキペディア日本語版
アームズ・レングス原則[あーむずれんぐすげんそく]
アームズ・レングス原則 (arm's length principle :ALP) とは、取引関係にある当事者間の独立性や、競争を行う際の諸条件を平等にする条件、またはそれらが実現している事実をいう。アームズ・レングスの原則アームスレングスルールとも呼ばれる。
== 概要 ==
アームズ・レングスは、本来利害関係があり得る当事者間が、一定の適正な距離を保つことを腕の長さになぞらえている。
「複数の当事者が互いに近い距離の(経済上・権限上の)関係を保ちつつ、それぞれ目的を異にする関係や牽制し合う関係であるなど、利害不一致(ないしは対立)の可能性をも保ち、互いに独立の立場を取る」ことを「アームズ・レングス(の関係)」と呼ぶ。「アームズ・レングス原則」はこうした関係が法的・倫理的に求められる状況において妥当する。
この原則は、法学においては「アームズ・レングス取引(独立当事者間取引)」とも呼ばれる。契約法においては「契約の当事者が、たとえ互いに利害を共有する当事者(例えば雇用者と被用者)の場合、あるいはあまりに親密な関係の当事者間(例:家族や親戚)の場合でも、厳密な法的精査にたえる公平な契約を結ぶ」という用法で使われている。
企業の場合は、親子会社間・関連会社間の取引は、常に公平であり市場価格で行うべきである、といった事例に使われることが多い。目的は顧客との利益背反を回避するためのルールである。銀行や証券会社などにもグループ内会社との取引における健全性を担保するために用いられる。こうした金融業界のグループ内において、顧客との通常の取引と異なる条件で金融商品取引等を行うことは、公平な経済活動を阻害し、顧客の利益を毀損する可能性が大きいため、日本では金融庁が規制している〔主要行等向けの総合的な監督指針 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アームズ・レングス原則」の詳細全文を読む




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