|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
アーヤトッラー(アラビア語: آية الله; アーヤトゥッラー; ペルシア語: آيتالله)は、シーア派高位ウラマーの冠する称号。「神の徴」の意。アーヤトッラー号を冠するに至った者は、法学、倫理学、哲学、神秘主義などのイスラーム諸学に通暁した学者であり、一般に宗教学校(ホウゼ)での教育にあたる。アーヤトッラーの下位称号はホッジャトル・エスラーム(「イスラームの権威」)である。 == アーヤトッラー号の獲得 == アーヤトッラー号は儀式を経て授けられるものというより、ウラマー間でのコンセンサスに基づくものである。ホウゼにおける勉学を修め、その知識と振る舞いが師に賞賛されるようになったような宗教学者がその対象となる。アーヤトッラー号を得ると、その学者はシーア派イスラーム法源、すなわちクルアーン、スンナ、イジュマー、アクル(智。スンナ派におけるキヤースに相当する)から法解釈をおこない自身の見解を表明することができるようになる。これらはいずれも師の発する免状(イジャーザ)によって、その資格の証とすることがほとんどである。アーヤトッラーは、その専門とする分野についてホウゼでの教授職を得ることができ、また信徒の宗教的疑問(イスティフター=照会)に対し、参照すべき意見(ファトワー=教令)を発し、判断を下すことができる。 ただしアーヤトッラー号や後述の大アーヤトッラーなど、それぞれ明確な任命などがあるわけではなく、一定の経験や著述(後述のリサーラ)を経たのちに自らアーヤトッラーを名乗り、異議がなければそのまま認められるという性格のものである。したがって、定数というものもないし、ある者がアーヤトッラーであるかどうかは確実なものではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーヤトッラー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|