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イイギリ科(Flacourtiaceae)は双子葉植物の科。いずれも木本で、世界の熱帯を中心に89属800種ほどが分布する。新エングラー体系及びクロンキスト体系では認められていたが、APG分類体系ではヤナギ科に含まれている。 多くは雌雄異株または異花で、花は小型だが数枚の花弁(ないものもある)およびがくがある。葉は互生し托葉がある。日本にはイイギリ(落葉高木、赤い実が房状になり美しいので栽培することもある)、クスドイゲ、トゲイヌツゲが自生する。大風子油(かつてハンセン病の薬とされた)の原料としたダイフウシもこの科に含まれる。 == 分類 == イイギリ科は以前から、多系統ではないかと疑う意見があったが、分子系統学研究の結果、一部は実際に別系統であることが明らかになった。しかも大部分のものは、従来のヤナギ科と共通の系統であることがわかり、これに基づくAPG植物分類体系ではこれらをヤナギ科に移している(ダイフウシは別のアカリア科)。これらはヤナギ科とは見掛け上あまり似ていない(特に花の形態は大きく異なる)が、葉の形態や、サリシン(サリチル酸配糖体)を含む点など、共通点もある。 * イイギリ属 ''Idesia'' * トゲイヌツゲ属 ''Scolopia'' * クスドイゲ属 ''Xylosma'' 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イイギリ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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