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イウティコサウルス : ミニ英和和英辞書
イウティコサウルス
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


イウティコサウルス : ウィキペディア日本語版
イウティコサウルス

イウティコサウルス(''Iuticosaurus'' "ジュートのトカゲ"の意味)は白亜紀前期に現在のワイト島に生息した竜脚類(より詳細にはティタノサウルス類恐竜の属である
1887年、リチャード・ライデッカーウィリアム・ダーウィン・フォックスen)がワイト島のブルックen)の海岸で発見した2つの竜脚類の尾椎BMNH R146a およびBMNH 151を記載した。これらはティタノサウルスのものに似ていたものの、オルニトプシスの尾が不明であったため、ライデッカーはこれらの尾椎をオルニトプシスのものとした〔Lydekker, R., 1887, "On certain dinosaurian vertebrae from the Cretaceous of India and the Isle of Wight", ''Quarterly Journal of the Geological Society of London'' 43: 157–160〕 。ロンドン地質学会誌を読んだハリー・シーリーen)とジョン・ハルクen)はライデッカーの選択を批判し、1888年、これらの化石を''Titanosaurus'' sp. aとし、第3の椎骨をBMNH 32390を''Titanosaurus'' sp. bとした〔Lydekker, R., 1888, ''Catalogue of fossil reptilia and Amphibia in the British Museum. Pt. I. Containing the orders Ornithosauria, Crocodilia, Dinosauria, Squamata, Rhynchocephalia, and Proterosauria'', British Museum of Natural History, London, 309 pp〕。
1929年はこれらの分類群を全くの新種とした。前者は種小名はウィールドにちなみ、''Titanosaurus Valdensis''とした。後者は種小名はライデッカーに献名し 、''Titanosaurus Lydekkeri''とした〔Huene, F. v. 1929, "Los saurisquios y ornitisquios del Cretáceo Argentino", ''Anales del Museo de La Plata (series 3)'' 3: 1–196〕 。両種は現在の規約によりそれぞれ''T. valdensis'' および''T. lydekkeri''とつづられている。
1993年、Jean le Loeuffはこれらの化石を再記載し、新たな属イウティコサウルスとして分離、命名した。属名は15世紀よりワイト島に居住し、16世紀にジュート王朝を成立したジュート人にちなむ。Le Loeuffはタイプ種を''Iuticosaurus valdensis''とし、BMNH 151をレクトタイプに指定した。別の椎骨BMNH R 1886もこの種のものとした。また形式的に名づけられた第2の種 ''Iuticosaurus lydekkeri''については疑問名(''nomen dubium'')と考えた〔J. le Loeuff, E. Buffetaut, M. Martin, V. Martin & H. Tong, 1993, "Découverte d'Hadrosauridae (Dinosauria, Ornithischia) dans le Maastrichtien des Corbières (Aude, France)", ''Comptes Rendus de l'Academie des Sciences, Série II'' 316: 1023-1029〕。
''I. valdensis''はウェセックス累層en)で発見され、''I. lydekkeri''より新しい時代の上部グリーンサンドen)で発見された。
イウティコサウルスはおそらくティタノサウルスに近縁である。体長は15-20 mほどと推定される。
一般的は''I. valdensis''も他のティタノサウルス類と識別できず、疑問名と結論付けられている。
==註==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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