翻訳と辞書
Words near each other
・ イェルガヴァ
・ イェルク
・ イェルク・デームス
・ イェルク・ハイダー
・ イェルク・フェルバー
・ イェルク・モイテン
・ イェルク・ヴィルハルム
・ イェルゲンセン
・ イェルコ・レコ
・ イェルサリムのキリル
イェルサリムの聖キリル
・ イェルサレム
・ イェルサレムのアイヒマン
・ イェルサレム・クマ
・ イェルサレム王国
・ イェルザレム
・ イェルシ
・ イェルジ・デュデク
・ イェルジ・ドゥデク
・ イェルジー・デュデク


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

イェルサリムの聖キリル : ミニ英和和英辞書
イェルサリムの聖キリル[ひじり, せい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひじり, せい]
  1. (pref) saint 2. st.

イェルサリムの聖キリル ( リダイレクト:エルサレムのキュリロス ) : ウィキペディア日本語版
エルサレムのキュリロス[ひじり, せい]

エルサレムの聖キュリロス313年頃 – 386年、, )は、4世紀の傑出した神学者の一人。エルサレム主教(在位:350年 – 386年)〔当時まだ総主教制は行われていなかった。〕。正教会カトリック教会聖公会で聖人として崇敬される。ギリシャ教父(聖師父)に数えられ、カトリック教会では教会博士に数えられている〔St. Cyril of Jerusalem カトリック百科事典)〕。
「キュリロス」は現代ギリシャ語からはキリロスと転写出来る。日本正教会では教会スラヴ語再建音からイェルサリムの聖キリル等と表記される〔『イェルサリムの大主教聖キリル全書』 堀江復訳、正教会事務所、明治36年1月〕。日本のカトリック教会ではエルサレムの聖チリロ〔『YOUCAT(日本語)――カトリック教会の青年向けカテキズム』日本カトリック司教協議会青少年司牧部門訳、カトリック中央協議会、2013年6月30日、ISBN:978-4-87750-174-7、p199〕、聖チリロ(エルサレム)司教教会博士などと表記される。記憶日は3月18日〔"The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p151, ISBN 9780631232032〕(ユリウス暦を使用する各正教会においては3月31日に相当)。
== 生涯 ==
エルサレム教会の下に教育を受け、エルサレムの地で苦行の生活を行っていたが、346年頃、司祭叙聖(叙階)された。その後カイサリア主教アカキオスとアンティオキア教会のために聖メレティオスの希望を受け、前任者である聖マクシモスを継いで350年にはエルサレム主教となった。この事をもってキュリロスは当時起こっていた異端アリウス派と戦う事となる〔『イェルサリムの大主教聖キリル全書』 1頁 - 16頁、堀江復訳、正教会事務所、明治36年1月〕。
キュリロスの主教位着座を希望していたアカキオスであったが、やがてキュリロスと対立するようになった。エルサレム主教は既に使徒座の主教として他の主教達よりも上位の尊敬を受けていたが、アカキオスは自分に従うようキュリロスに要求した。この事には、アカキオスがアリウス派に親和的であり、同派に同調するようキュリロスに迫るという意味合いがあった。これに応じないキュリロスをアカキオスは公会に訴え、一時キュリロスはアカキオスとその少数の同調者によって、教会裁判上の上訴も許されず追放された〔。
キュリロスが追放先で声望が高まっていた事に焦ったアカキオスはキュリロスを主教裁判に訴えたが、逆に359年セレウキア公会でアカキオスがアリウス派として断罪され、キュリロスは復位した。しかしアリウス派であるコンスタンディヌーポリのエウドクシオスとアカキオスの結託により、360年に再び流罪にされた〔。
ユリアヌス帝が即位すると、キュリロスは再び復位した。皇帝のユダヤ教優遇策やアリウス派以外の様々な異端(アポリナリオス主義等)による紛擾が起きる中、キュリロスはエルサレム教会における異端との論争や、異端から教会に戻った人々を含めた教会の和睦に努めた。381年には第1コンスタンティノポリス公会議(第二全地公会)に参加している〔。
386年、平安のうちに永眠〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エルサレムのキュリロス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cyril of Jerusalem 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.