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イカロスの娘 : ミニ英和和英辞書
イカロスの娘[いかろすのむすめ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


イカロスの娘 : ウィキペディア日本語版
イカロスの娘[いかろすのむすめ]

イカロスの娘』(イカロスのむすめ)は、御厨さと美作の漫画。1981年から1982年まで小学館ビッグコミックスピリッツ』にて連載された。単行本は小学館より2巻が刊行されている。
== 作品概要 ==
飛行機に魅せられた少女が、アメリカにて飛行機の免許(米国連邦航空局の発行する自家用操縦士技能証明)を取得する物語である。活発な少女を主人公に、海外で飛行訓練を受け、恋愛もからめながら物語は進行していく。
日本の海外旅行自由化(1964年4月)以前に外国において飛行訓練を受けるという、希有な設定である。(北米北部などで氷雪上、湖沼、不整地などに離着陸して小~中型機で人員、物資の輸送を行うパイロット)の活動の内容も本作品の特色である。また、主人公が飛行訓練地としてなぜアラスカを選んだのかという理由として、「寒冷大気の方が空気密度が濃く、飛行機の操縦に有利である。」ことや、「急激にスロットル増の際にはキャブレターヒートを使用する。」といった、軽飛行機の操縦訓練を受ける者に必要な知識がエピソードとして盛り込まれている。
本作品は、フィクションではあるが、1970年の植村直己マッキンリー登山を支援したブッシュパイロットのや、ドン・シェルドン夫人のロバータ、後のリーブアリューシャン航空創立者など、実在の人物も登場しており、またその役柄も単なる脇役ではなく、物語の展開上、意味のある役柄設定となっている。
作品中には、軽飛行機を主に、多数の飛行機が登場する。なお、ストーリー上、アメリカでの場面にもかかわらず作品中に登場する軽飛行機の国籍番号がなぜか日本籍である場面がある。なお、著者は、他に「俺の翼」や「爆砕空路」などの飛行機を題材とした作品を発表している。また、作者は元気な女性を描きたいということで本作品を執筆した。
本作は『ビッグコミックスピリッツ』1982年9月15日号への掲載を最後に、未完のまま休載となった。なお、連載最後の5話分〔1982年7月15日号、7月30日号、8月15日号、8月30日号、9月15日号の掲載分〕については、単行本未収録である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イカロスの娘」の詳細全文を読む




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