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イガトキンソウ
イガトキンソウ ''Soliva anthemifolia'' はキク科の小さな植物。花序がクリのイガのような姿をしている。別名にシマトキンソウ、タカサゴトキンソウがある。 == 特徴 == 地面を這う1年性の草本〔以下、主として長田(1976),p.33〕。細い茎は地表を這って伸び、所々から根を下ろし、そこから立ち上がる葉を束に出し、高さ5-10cmになる。葉は2-3回羽状に深く裂ける。最先端の裂片は幅1mmほど。全体にまばらに長く柔らかい毛が生えている。 花期は春。頭花は地面に接して着き、その基部からは根が出ることが多い。頭花には柄がなくて茎の上に直接につき、径は5-11mm、黄緑色。全体を包む総苞は膜状、ほぼ1列に並ぶ。その外側に数個の葉があり、その基部が広がって総苞を包むようになっている。 小花は2形あり、外側に雌花、内側に両性花がある〔以下、Bouffoer & Peng(1993)〕。両性花は8-12個でラッパ状の花冠があり、その先端は3つに裂ける。この花は種子をつけない。外側には多数の雌花があり、こちらには花冠はない。花柱だけが突き出して、その基部には多数の毛がある。種子では花柱が長い嘴となる。痩果は長さ2mm〔清水編(2003),p.221〕、その外側にはコルク状の翼が発達し、これが果実の隙間を埋める。その結果、そうやって埋められた面から嘴だけが突き出した姿となる〔Boufford & Peng(1993)〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イガトキンソウ」の詳細全文を読む
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