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イギリス国鉄クラス317電車(British Rail Class 317)は、1981年から1982年および1985年から1987年にかけて製造されたイギリス国鉄の近郊形電車。同じイギリス国鉄のクラス318電車、クラス455電車、クラス150気動車とともに、車体は全鋼製のMark3客車をベースとして設計されている。 ==製造時から国鉄時代まで== ===クラス317/1=== ミッドランド本線のロンドン近郊区間(ロンドン・セント・パンクラス - ベッドフォード、いわゆるベッド・パン線)電化開業対応のため、1981年から1982年にかけて4連48本が製造された。投入時の塗装は、青色に窓周りが灰色、前面が黄色の、当時のイギリス国鉄標準塗装であった。車体は前後して製造されたクラス455/8電車、クラス210電気式気動車とよく似たデザインである。 全室普通車の両先頭車(Driving trailer Standard Open(DTSO))と中間電動車(Motor Standard Open(MSO))に、MSO側の貫通路の両側にトイレのある一等車と普通車の合造車(Trailer Composite Open(TCO))を加えた4両1ユニットの構成となっている。最高速度はこれまでのクラス313、クラス315が75mph(約121km/h)だったのと比べ、100mph(約161km/h)と高く設定された。クラス317/1電車の投入により、老朽化したクラス127気動車が置き換えられる予定であったが、投入と同時のワンマン化が労働問題となり、全面的な置き換えは1983年中頃までずれ込んだ。 1986年には、ロンドン市街の地下を貫通するスノウ・ヒルトンネルの供用を再開し、ロンドン南部の直流750V第三軌条式電化区間へベッド・パン線電車を直通させることになった。このため、交流25,000V架線式、直流750V第三軌条式の両方の電化方式に対応するクラス319電車が投入され、順次置き換えられることになった。 置き換えられたクラス317/1は、ウェスト・コースト本線のロンドン近郊区間(ユーストン - ノーザンプトン、ミルトン・キーンズ)へ転属し、クラス310電車を置き換えることになった。なお、置き換えられたクラス310は、ロンドン・ティルベリー・サウスエンド線へ転属している。 ウエスト・コースト本線近郊区間での活躍も長くは続かず、1989年には新車のクラス321電車に置き換えられることになり、既にクラス317/2が投入されていたイースト・コースト本線のロンドン近郊区間(グレート・ノーザンルート、ロンドン・キングズクロス - ピーターバラ他)と、ウエスト・アングリア本線(ロンドン・リヴァプールストリート - ケンブリッジ)のビショップス・ストートフォード - ケンブリッジの電化開業、およびフェン線(ケンブリッジ - イーリー - キングズ・リン)の電化開業向けに転用された。 後述の317/5、317/7、317/8への改造が行われた結果、2011年現在、ファースト・キャピタル・コネクトで使用されている317337-348の4連12本が残存している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イギリス国鉄クラス317電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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