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イクチオステガ イクチオステガ (''Ichthyostega'') は、約3億6700万-3億6250万年前(デボン紀最末期であるファメニアン期)に生息していた原始的四肢動物。 かつては最初の四肢動物といわれていたが、現在では、より古い時代のより始原的な形質を示すものとしてオブルチェヴィクティスやエルギネルペトンといった種の存在が明らかとなっている。イクチオステガの化石はグリーンランドで発見された。彼らが生息していた当時のグリーンランドは、赤道直下付近に位置していたと考えられている。 学名(ラテン語)は、頑丈な肋骨を覆い(おおい)にたとえ、ギリシア語の「''ichthys'' (魚)」と「''stegos'' (roof、cover、屋根、覆い)」を組み合わせて造られた名称。「覆いのような鎧ふうの肋骨を持つ、魚様の生き物」との命名意図がある。 ==歴史と分類== 1932年、グリーンランド東部にあるデボン紀後期の地層から発見されたイクチオステガの四つの種と ''Ichthyostegopsis'' 属の ''I. wimani'' がスウェーデンの古生物・地質学者によって記載された。これらは頭骨の大きさ、点、骨のパターンについて違いがあるものの、形態学上のはっきりとした違いは見られないためにシノニムとすることができる( ''I. stensioei'' のみが残った)。これらの比較は1931年にデンマークの探検隊がグリーンランド東部で発見した14点の標本について行われ、1933年から1955年の間にも標本が追加された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イクチオステガ」の詳細全文を読む
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