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イグアノドン(''Iguanodon'')は、メガロサウルスと並んで恐竜研究史の最初期に発見された鳥脚類。和名は禽竜(きんりゅう)。 == 研究史 == イグアノドンを発見したのはイギリスの田舎医者だったギデオン・マンテル(Gideon Mantell)である。マンテルは相当な古生物マニアで、医師業の傍ら自ら化石を取りに出かけていたという。マンテルの収集した化石コレクションは当時のイギリスでも有数のものだった。ある日、診察の帰りに工事で掘り返された道路を見ていたところ、巨大な歯と取れる化石を発見、すぐさま博物学者ジョルジュ・キュヴィエなど専門家の下に意見を仰ぎに行った。ところがキュヴィエらはサイか、象の歯としか捉えず、マンテルは納得しなかった。その後、爬虫類であるイグアナの歯と化石の特徴が一致することを突き止めたマンテルは、その化石が古代に生きた巨大な爬虫類のものであるとし、「イグアナの歯」を意味する学名、''Iguanodon''(イグアノドン)を与えた。 このイグアノドン発見譚には、最初の発見者は、マンテル本人ではなく往診に付き添った妻であるとするものもある。じつのところ、マンテルはある書簡では自分が発見したと書き、別の書簡では妻が発見したと書き残している。また、生前の友人、知人と交わした会話でも、発見者については自分であるとも妻であるとも述べている。はたして実際の第一発見者が誰であるのかは興味を惹く問題であり、これまでにも何度か調査が行われたが、結局結論は出ていない。 マンテルが想像したイグアノドンは、鼻先に角を持ち、長大な尾、イグアナのような体躯をしていた。イグアナをモデルとした結果、マンテル・イグアノドンは、体長70mという非常に巨大な生物となってしまった。体長はともかく、その後長くマンテル・イグアノドンのスタイルはしばらく受け継がれることになる。 1878年にベルギーのエノー州にあるベルニサール炭鉱から30体以上の完全な全身骨格化石が発見され、イグアノドンの復元についての研究が大きく進んだ。現在この化石はベルギー王立自然史博物館に展示されている。 ファイル:Mantell%27s_Iguanodon_teeth.jpg|マンテル(またはその妻)によって発見された歯 ファイル:Mantell%27s_Iguanodon_restoration.jpg|マンテルによる骨格図 ファイル:Crystal_palace_iguanodon.jpg|四足歩行のトカゲ型陸棲動物として復元されたイグアノドン ファイル:Iguanodon_28-12-2007_14-18-33.jpg|全身骨格。直立し、尾を引きずった姿に組み立てられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イグアノドン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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