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イサキ科 : ウィキペディア日本語版
イサキ科[いさきか]

イサキ科Haemulidae)は、スズキ目スズキ亜目に所属する魚類の分類群の一つ。17属で構成され、イサキコショウダイなど沿岸付近に生息する汽水魚海水魚を中心に145種が含まれる。
== 概要 ==
145種を含むイサキ科は、79科を擁するスズキ亜目の中で5番目に大きいである。太平洋インド洋大西洋など世界中の海に分布し、主に沿岸域の岩礁やサンゴ礁で暮らしている。汽水域で生活する仲間も多いが、淡水に進出するものはまれである。体長は最大で60cmほどになり、食用魚として重要な種類が多く含まれる。
日本沿岸には主にイサキ属・コショウダイ属・コロダイ属の仲間が分布する。そのほとんどが食用に利用され、特にイサキチョウチョウコショウダイコロダイなどは水産重要種として扱われ、各地で漁獲対象にされる〔『日本の海水魚』 pp.346-353〕。
ヒゲダイ属(ヒゲダイヒゲソリダイなど)の仲間は従来イサキ科に含められることが多かったが、形態上の相違点が多いこと、沿岸だけでなく大陸棚など深所にまで分布することから、独立のヒゲダイ科として扱うことが提唱されている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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