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イサーク・アルベニス : ミニ英和和英辞書
イサーク・アルベニス[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

イサーク・アルベニス : ウィキペディア日本語版
イサーク・アルベニス[ちょうおん]

イサーク・マヌエル・フランシスコ・アルベニス・イ・パスクアルIsaac Manuel Francisco Albéniz y Pascual, , 1860年5月29日 - 1909年5月18日)は、スペイン作曲家ピアニストであり、の影響を受けた作品で知られる。
== 人物・概要 ==
カタルーニャので生まれ、4歳の時にピアノ演奏をするほどの天才児だった。イサーク(イサク)という名前を根拠に、アルベニス自身は自らをユダヤ人と信じがちだったが、無二の親友だったヴァイオリニストのエンリケ・アルボスによるとアルベニスはユダヤ人ではなかったという〔''"Isaac Albeniz"'' Authors: Edgar Istel and Frederick H. Martens, Source: The Musical Quarterly, Vol. 15, No. 1 (Jan., 1929), p.118 〕。
ライプツィヒの音楽院で短期間学んだ後、1876年にブリュッセル王立音楽院で学ぶ。1880年にブダペストに赴いてフランツ・リストに師事しようとしたが、当時リストはヴァイマルにいたため会えなかった。なお、少年時代については「7歳でパリ音楽院を受験し、一次試験には受かったが、鏡にボールをぶつけて割ってしまい、試験官に追い出された」、「10歳で家出して、演奏しながら国内を放浪した」、「12歳のときには1人で中南米に密航」〔小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』〕した、などと、これまで世界を股に翔けた冒険物語として伝記等で知られてきたが、これらはアルベニス自身の話を書き留めたものでほとんどが嘘であることが判明している〔Walter A. Clark, ''Isaac Albéniz: Portrait of a Romantic'' (Oxford: Oxford University Press, 1999)〕。
1883年、教師で作曲家のフェリペ・ペドレルに会い、『スペイン組曲 作品47』などのスペイン音楽の作曲を勧められる。また同年に生涯の伴侶となる妻のロジーナ・ホルダーナと結婚する。妻は元々弟子のひとりで、結婚後は一男二女をもうける。
1890年代にはロンドンパリに住み、主として劇場作品を作曲した。近年になって英語による『マーリン』が録音された。
1900年、腎臓病()を患い、ピアノ曲の作曲に戻った。1905年から1909年の間に、最も良く知られた作品である、ピアノによる印象を描いた12曲からなる「イベリア」を書いた。これはスペイン音楽としてだけではなく、古今のピアノ作品の中でも傑作として演奏会でも取り上げられる機会の多い作品集である。なお、これらはギター用に編曲・演奏される機会が多い。
1909年、フランスのピレネー山中のカンボ・レ・バンで亡くなり、バルセロナのモンジュイック墓地に埋葬された。
1903年即興演奏を3テイク録音に残している。この録音は、ミルトン・ローファーによって採譜され、ヘンレ社からCD付き楽譜として出版されている。ちなみに2003年から2011年までマドリード市長を務めたと、第6代フランス大統領ニコラ・サルコジの2度目の夫人であるセシリアはアルベニスの曾孫である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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