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イシカグマ : ウィキペディア日本語版
イシカグマ

イシカグマ ''Microlepia strigosa'' (Thunb.) Presl は、コバノイシカグマ科に属するシダの1種。比較的大きくなり、葉先がそれぞれ長く伸びる特徴がある。比較的乾燥したところにも出現し、人家周辺でもよく見かける。
== 特徴 ==
常緑性の大柄な草本〔以下、主として岩槻編著(1992),p.103〕。根茎は横に長く這い、径5mmほどにあり、表面は長さ2mm程の硬い毛で密に覆われる。
葉柄は長さ30-60cm、基部の方は藁色か茶褐色に色づき、表面の側に溝があって、その溝を中心に毛がある。葉身は長さ20-80cm、幅20-35cmで2回羽状複葉、全形としては卵状長楕円形から広披針形、先端は急に細まって尖る。葉質は堅めの草質で黄緑色。側羽片の数は20対以上になり、大きいものははっきりした柄があり、全体として三角状狭披針形で、長さ20cm、幅4cm。羽軸の表面は無毛で、裏面には毛がある。楔形の基部から先に向かって次第に幅が狭くなり、先端部は尾状に伸びて終わる。小羽片は長楕円形から狭三角状長楕円形、先端は丸いのが普通だが、時に尖る場合がある。基部は楔形で柄はなく、長さ2cm、幅1cmで、羽状に浅く、または深く裂ける。その裂片の縁は波状の鋸歯がある。裂片の表面は無毛、裏面は葉脈に沿って隆起し、その上に毛がある。ちなみにこの毛は複数細胞が縦に並んだ有節毛といわれるタイプで、そのため粗放な印象を受ける〔池畑(2006)p.42〕。
胞子嚢群は葉の縁について、胞膜の先端が葉の縁に届く。胞膜は側面で葉裏に癒合してポケット状、径1mmに達しない程度。
カグマは、シダの古名の一つとされる。従ってこの名は「石のごろごろしている所に生えるシダ」と取れる〔今市(1997)p.61〕。

File:Microlepia strigosa isikgm03.jpg|葉の先端部
File:Microlepia strigosa isikgm04.jpg|側羽片
File:Microlepia strigosa isikgm07.jpg|葉裏・胞子嚢群を示す
File:Starr 050131-3493 Microlepia strigosa.jpg|横に這う根茎


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イシカグマ」の詳細全文を読む




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