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イシサウルス(''Isisaurus'' "Indian Statistical Instituteのトカゲ"の意味)は白亜紀後期に現在のインドに生息した竜脚類(より詳細にはティタノサウルス類)恐竜の属である。 タイプ種は''Isisaurus colberti''で、タイプ標本ISI R 335/1-65は最初、1997年にSohan Lal Jain および Saswati Bandyopadhyayによりティタノサウルスの一種 ''colberti'' として記載されたもので、種小名はエドウィン・ハリス・コルバートに献名されたものである。しかし2003年にウィルソンおよびアップチャーチは独自の属として分離した。短く、垂直方向を向いた首と長い四肢による奇妙な外観を持ち、他の竜脚類と区別される。上腕骨の長さは148 cmであり〔 、この標本にから推定される体長は18 m、体重は約14 tである〔Montague J.R. (2006). "Estimates of body size and geological time of origin for 612 dinosaur genera (Saurischia, Ornithischia)", ''Florida Scientist''. 69(4): 243-257.〕。 イシサウルスはティタノサウルス類の中では化石情報がかなり多く〔、頭以外の大部分が知られている。この化石は1984年から1986年の間の発掘によりにJainとBandyopadhyayにより発見されたもので、ほぼ関節した状態であった。頸椎、胴椎、仙椎、尾椎、肋骨、骨盤、肩甲骨、烏口骨、左側の前肢、などが含まれて居たが、頭骨、後肢、足は発見されなかった〔。発見地はインド、ラメタ累層(en)にあるマーストリヒト階の河川堆積物の粘土岩であるドンガルガオン・ヒルである(Dongargaon Hill)〔。ドンガルガオン・ヒルはマハーラーシュトラ州、マンジャル・スンバにある。 イシサウルスのものと考えられる糞石の中にあった菌類は樹木の葉に感染し病原となることが知られており、イシサウルスが複数の種類の樹木の葉を食べていたことが分かる〔Sharma, N., Kar, R.K., Agarwal, A. and Kar, R. (2005). "Fungi in dinosaurian (''Isisaurus'') coprolites from the Lameta Formation (Maastrichtian) and its reflection on food habit and environment." ''Micropaleontology'', 51(1): 73-82.〕 ==大衆文化でのイシサウルス== 『プレヒストリック・パーク 〜絶滅動物を救え!〜』の第3回で、ナイジェルがミクロラプトルを保護するため白亜紀前期の中国に訪れた際、火山活動によって森の地面が暖まったことを利用して産卵していた。火山の噴火に驚いて逃げ惑っていた9頭がミクロラプトルとともに保護されたが、その旺盛な食欲でパークに様々なトラブルを引き起こした。なお本編ではチタノサウルスとして登場していたが、日本版公式サイトでは''Titanosaurus colberti''となっていた。 古代王者恐竜キングにも登場したが、やはりこちらでも「ティタノサウルス・コルバーチ」となっていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イシサウルス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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