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石鯛
(n) a parrot fish ===========================
イシダイ(石鯛、学名 ''Oplegnathus fasciatus'') は、スズキ目イシダイ科に属する魚の一種。日本近海に分布する大型肉食魚で、同属のイシガキダイと並んで食用や釣りの対象として人気が高い。また、特に若魚をシマダイ(縞鯛)、サンバソウ(三番叟)、老成したオスをクチグロ(口黒)とも呼ぶ。 == 特徴 == 成魚は全長50cm程度だが、稀に全長70cm・体重7kgを超える老成個体が漁獲される〔釣魚の全日本磯釣連盟での日本記録は拓寸で78.0cm。全日本磯釣連盟 全磯連日本記録 2008年4月30日閲覧〕。体型は左右から押しつぶされたような円盤型で、顎がわずかに前方に突き出る。鱗は細かい櫛鱗で、ほぼ全身を覆う。口は上下の顎ごとに歯が融合し、頑丈なくちばしのような形状になっている〔蒲原稔治著・岡村収補訂『エコロン自然シリーズ 魚』1966年初版・1996年改訂 保育社 ISBN 4586321091〕〔岡村収・尼岡邦夫監修『山渓カラー名鑑 日本の海水魚』(イシダイ科解説 : 荒賀忠一)1997年 山と渓谷社 ISBN 4635090272〕。 体色は白地に7本の太い横縞が入るが、成長段階や個体によっては白色部が金色や灰色を帯びたり、横縞が隣と繋がったりもする。幼魚や若魚ではこの横縞が明瞭で、この時期は特にシマダイ(縞鯛)とも呼ばれる。ただし成長につれて白・黒が互いに灰色に近くなり、縞が不鮮明になる。特に老成したオスは全身が鈍い銀色光沢を残した灰黒色となり、尾部周辺にぼんやりと縞が残る程度になる。同時に口の周辺が黒くなることから、これを特に「クチグロ」(口黒)、または「ギンワサ」「ギンカゲ」などと呼ぶ。一方、メスは老成しても横縞が残る〔〔石川皓章『釣った魚が必ずわかるカラー図鑑』2004年 永岡書店 ISBN 4522213727〕。 自然環境下でのイシガキダイ ''O. punctatus'' との交雑も確認されている〔 〕。「グラバー図譜」にはこの交雑個体が載っており、「ナガサキイシダイ」という名前で呼ばれたことがある。交雑個体 (''Oplegnathus fasciatus'' × ''Oplegnathus punctatus'') はイシダイの横縞とイシガキダイの黒斑の両方が現れるが、鰭条数等は母親の影響が強いとされている。2010年11月11日には北海道寿都町の沖合で漁師に捕獲されている。人工交雑は近畿大学水産研究所で1970年に成功した。この雑種は「イシガキイシダイ」、または交雑に成功した近大に因み「キンダイ」とも名付けられている〔〔。雑種は生殖機能を持たないため子孫を残せず、学名もつけられていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イシダイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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