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イシマキガイ : ウィキペディア日本語版
イシマキガイ

イシマキガイ(石巻貝、石散貝)、学名 ''Clithon retropictus'' は、アマオブネガイ目アマオブネガイ科に分類される巻貝の一種。西太平洋沿岸に分布する淡水汽水生の巻貝である。両側回遊型の生活史をもつ。

==特徴==
貝殻はアマオブネガイ類に共通した半球形で、成貝は殻長25mmに達する。螺塔(巻き)は最高4階だが、殻頂部がカルシウムイオンに乏しい河川水によって侵蝕されボロボロになる。2cmほどの老成個体では体層のみになることも珍しくない。殻上面は艶のない緑褐色の殻皮に覆われ、細かい三角形の斑紋が並ぶ。この三角斑は1辺のみが太いので、同属のカノコガイ ''C. faba'' (2辺が太い)と区別できる。幼貝は淡い色帯が2-3本出たり三角斑が明瞭に出現したりもするが、成貝はこれらの模様も目立たなくなり、色彩変異は乏しい。
殻下面は黄褐色-緑褐色で、D字形の殻口周辺には滑層があるが、海産種やヒロクチカノコ ''Neritina(Neripteron)'' sp. ほどは広がらない。殻口奥は青白い。蓋は石灰質で淡黄褐色だが、外縁に赤い角質が露出し赤く縁取られたように見える〔黒田徳米波部忠重・大山桂 生物学御研究所編『相模湾産貝類』1971年 丸善 ISBN 4621012177〕〔波部忠重監修『学研中高生図鑑 貝I』1975年〕〔奥谷喬司 編『日本近海産貝類図鑑』(アマオブネガイ科解説 : 土屋光太郎)2000年 東海大学出版会 ISBN 9784486014065〕〔鹿児島の自然を記録する会編『川の生き物図鑑 鹿児島の水辺から』(解説 : 行田義三)2002年 南方新社 ISBN 493137669X〕〔三浦知之『干潟の生きもの図鑑』2007年 南方新社 ISBN 9784861241390 / 図鑑修正版 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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