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イシュケンベ(トルコ語:)とは、トルコ、ギリシャ、ブルガリア、マケドニア共和国、セルビア、ルーマニア等のバルカン半島とその周辺でみられる臓物のスープである。酢やレモン果汁で味付けされることもある。一般に、二日酔いに効くと信じられている。イシュケンベは、一般に牛乳とヒマワリ油が調理に使われ、ニンニク、酢、唐辛子などで味付けされる。 == 各地域のイシュケンベ == セルビア語およびブルガリア語ではシュケンベ・チョルバ()、マケドニア語ではチュケンベ・チョルバ()と呼ばれる。セルビアでは、新鮮なウシの胃袋をタマネギ、ニンニク、パプリカとともに調理する。揚げたベーコンとニンニクなどで味付けされる。 ギリシャ語ではパツァス( / ''patsás'')と呼ばれる。これはトルコ語で「足」等を意味する言葉「」に由来する。トルコ語の「」に由来するスケンベス( / ''skempés'')の呼び名もまた広く用いられている。ギリシャ版では仔牛の足を用いることもあり、赤ブドウ酢やニンニク、アボゴレモノ(avgolemono)で味付けされる。 ルーマニア語ではチョルバ・デ・ブルタ()と呼ばれ、ブタの脚のスープ、チョルバ・デ・チョカネレ()の変種として、これと同様に調理して供される。 また、異なる種類の胃袋のスープはチェコでよく見られ、ドルシュチコヴァー・ポレーフカ()と呼ばれる。これもまた、二日酔いに効くとされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イシュケンベ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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