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イスカリオテのユダ()は、新約聖書の4つの福音書、使徒行伝に登場するイエスの弟子のうち特に選ばれた十二人、いわゆる使徒の一人である。「イスカリオテ(イーシュ・カリッヨート)」とはヘブライ語で「カリオテの人」を意味し、カリオテとはユダヤ地方の村の名である。 イエスを裏切ったことから、裏切り者の代名詞として扱われることが多い。なお、ユダは12番目の使徒であり〔マタイ10.2-4、マルコ3.13-19、ルカ6.12-16〕、彼が裏切りの末死んだためにマティアが新しい12番目の使徒となった〔使徒1.16〕のであって、イスカリオテのユダを第13使徒とするのは誤りである。 よく間違われるが、使徒ユダ(タダイ)とは別人である。また、新約聖書の『ユダの手紙』の著者も別人である。 『ユダの福音書』などの外典にも現れる。 イエスを逮捕する時に行なった接吻・「ユダの接吻」は非常に有名で、後世にも『ゴッドファーザー PART II』でも描写されているようにイタリアのマフィアが裏切り者を処刑する際、この行動を真似るという風習が存在した。 イエス一行の会計係を任されており、不正を行う事が可能な立場にいた。 == 新約聖書の記述 == ユダがいつ弟子になったかという記述は福音書にはみられない。『ヨハネによる福音書』〔6:71〕は「イスカリオテのシモンの子ユダ」と紹介している。 『マタイによる福音書』〔26:14-16〕ではユダは金目当てで祭司長たちにイエスの引き渡しを持ちかけ、銀貨三十枚を得る約束をとりつけている。『ヨハネによる福音書』〔12:4-6〕では高価な香油をイエスの足にぬったマリアを非難する。そこに続けて彼が使徒たちの会計を任されながら、不正を行っていたと記されている。 複数の福音書の最後の晩餐の場面ではイエスに裏切りを予告され、『マルコによる福音書』〔14:21〕では「生まれなかった方が、その者のためによかった。」とまでイエスに言われている。 ユダは祭司長たちと群衆をイエスのもとに案内し、接吻することでイエスを示して引き渡した。 その後、『マタイ福音書』では、ユダは自らの行いを悔いて、祭司長たちから受け取った銀貨を神殿に投げ込み、首を吊って自殺したことになっている 〔27:5〕。 『使徒言行録』〔1:18〕では、ユダは裏切りで得た金で買った土地に真っ逆様に落ちて、内臓がすべて飛び出して死んだことになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イスカリオテのユダ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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