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汎アラブ色(はんアラブしょく)とは、アラブ諸国の国旗に用いられる配色の名称である。イスラム・アラブ色とも言われる。 フサイン・イブン・アリーがアラブの反乱で用いたアラブ反乱旗に起源を持つとされ、赤、黒、白そして緑を基調とするのが普通である。 赤・白・黒の国旗を採用しているのはエジプトおよびイエメンである。これに緑を加えた国旗は、アラブ首長国連邦、イラク、クウェート、シリア、スーダン、ソマリランド、西サハラ、パレスチナ、ヨルダン、リビアで使われている。 汎アラブ色のそれぞれの色は、歴代のアラブ系指導者やムスリム政権を表すとされる。黒は預言者ムハンマドの色であり、白はウマイヤ朝においてバドルの戦いを思い出させるためのシンボル色とされた。緑はファーティマ朝においてアリー・イブン・アビー=ターリブを支持することを示す色とされ、赤はハワーリジュ派の旗となり、後には北アフリカ(マグリブ)やイベリア半島(アル=アンダルス)の政権の色となった。 汎アラブ色を国旗に用いないアラブ諸国も、これらの色のうちのいくつかを使う。例えばアルジェリアとレバノンは緑・白・赤を使う(黒は使わない)。 == 国旗が汎アラブ色の国 == File:Flag of Egypt.svg|エジプト・アラブ共和国 File:Flag of Iraq.svg|イラク共和国 File:Flag of Jordan.svg|ヨルダン・ハシミテ王国 File:Flag of Kuwait.svg|クウェート国 File:Flag of Libya.svg|リビア File:Flag of Sudan.svg|スーダン共和国 File:Flag of Syria.svg|シリア・アラブ共和国 File:Flag of the United Arab Emirates.svg|アラブ首長国連邦 File:Flag of Yemen.svg|イエメン共和国 File:Flag of Palestine.svg|(パレスチナ自治政府) File:Flag of Western Sahara.svg|(サハラ・アラブ民主共和国) File:Flag of Somaliland.svg|(ソマリランド) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「汎アラブ色」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pan-Arab colors 」があります。 スポンサード リンク
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