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トラザメ はトラザメ科に属するサメの一種。北西太平洋の岩礁域に分布する普通種である。底生で、水深320mまで生息する。最大でも50cm。体は細く、吻は丸い。皮膚は粗く、体色は褐色で鞍状の模様がある。雄のクラスパーには無数の鈎状構造がある。鼻孔と口の間に溝はなく、口角の溝は上顎には伸びない。 餌は軟体動物など。卵生で、雌は卵鞘に包まれた卵を一度に2個産む。卵は四隅の巻きひげで海藻などに絡みついて固定される。人には無害で、飼育しやすいためモデル生物とされることもある。IUCNは保全状況を軽度懸念としている。 == 分類 == 1908年の東京大學理學部紀要において、田中茂穂によって''Catulus'' 属の一種として記載された。種小名 ''torazame'' は和名に由来する。タイプ標本は三崎町 (神奈川県)で捕獲された45cmの成体雄である〔。その後、''Catulus'' 属は''Scyliorhinus'' 属のシノニムとされた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トラザメ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cloudy catshark 」があります。 スポンサード リンク
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