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磯蟹 磯蟹[いそがに] (n) beach crab =========================== イソガニ
イソガニ(磯蟹、学名''Hemigrapsus sanguineus'') は、十脚目モクズガニ科(旧分類ではイワガニ科)に分類されるカニの一種。西太平洋の熱帯から亜寒帯地域まで広く分布し、和名通り海岸の水際や水中でよく見られる。
==形態== 成体は甲幅25mmほどだが、稀に甲幅38mmに達する大型個体もいて、これは陸生のアカテガニより大きい。体つきはやや扁平、甲表面はほぼ平滑で、弱く膨らむ。甲の前側縁(両脇)には眼窩の外側も含めて3個の鋸歯がある。鉗脚は左右が同じ大きさで、特にオスの鉗脚は大きく発達し、はさみの関節部にキチン質の柔らかい袋がある。但しメスの鉗脚は小さくキチン質の袋もない。体色は甲表面が緑灰色と紫の斑模様、歩脚も緑灰色と紫の横縞模様で、腹面はほとんど白い。類似種のヒライソガニとちがい、個体間で大きな模様の変異はない。 同属種のケフサイソガニやタカノケフサイソガニはオスのはさみの関節部に袋ではなく毛の束がある点で区別できる。ヒメケフサイソガニとスネナガイソガニも同属種だが、こちらは甲幅数mm程度の小型種である〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 II』ISBN 4586300639 1983年 保育社〕〔三浦知之『干潟の生きもの図鑑』ISBN 9784861241390 2007年 南方新社 / 図鑑修正版 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イソガニ」の詳細全文を読む
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