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イソマツ属[いそまつぞく]
イソマツ属(イソマツぞく、磯松属、学名:''Limonium''、シノニム:''Statice''、英:Sea Lavender)は、イソマツ科の維管束植物で120種ほどの種が属している属である。多年草または一年草で、まれに低木または亜高木である。薄紫色の小さな花をつけることが多いため、英名ではシーラベンダー (Sea Lavender) やマーシュローズマリー (Marsh rosemary) と呼ばれるが、ラベンダーやローズマリーとは類縁関係にない〔ラベンダー及びローズマリーはシソ目シソ科に分類される。〕。代表的な種にウコンイソマツ(英:plumbago)やハマサジ(英:Autumn Statice)、ハナハマサジ(英:Wavyleaf sea-lavender)などがある。属名の''Limonium''の語源は、「牧草地」を意味するギリシャ語のλειμών(ラテン文字転写:leimon)であり、''Statice''の語源は同じギリシャ語で「静止の」を意味するστατικός(ラテン文字転写:statikos)である。 == 特徴 ==
=== 分布 === イソマツ属はヨーロッパからシベリア、アジア、アフリカ、オーストラリア、北アメリカなどに広く分布する。そのうちの大部分(100種以上)がカナリア諸島から地中海沿岸、中央アジアにかけて分布している。一方、北アメリカにはたった3種しか分布していない。〔Flora of North America 〕 日本に分布する種は、ハマサジが東北地方から九州、東アジア等の広い範囲で分布している一方、ウコンイソマツ(イソマツ)は伊豆諸島及び小笠原諸島、南西諸島、台湾に隔離分布し、タイワンハマサジは西表島及び東南アジアに、センカクハマサジは魚釣島1島のみにしか分布しておらず植物地理学、種分化の点から興味深い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イソマツ属」の詳細全文を読む
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