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イタリア共和国の国章()は、1948年1月31日にイタリア共和国の制憲議会で議決され、初代共和国大統領エンリコ・デ・ニコラにより1948年5月5日に公布された〔''Foggia ed uso dell'emblema dello Stato'' DECRETO LEGISLATIVO 05 maggio 1948, n. 535 , pubblicato nella Gazzetta Ufficiale n. 122 del 28 maggio 1948 suppl. ord.〕(法令535号、decreto legislativo n. 535)。ヨーロッパの伝統的な紋章学の体系に沿って作られていないため、紋章 (, ) というよりエンブレム()というほうが正確である。 == 詳細 == イタリア共和国のエンブレムは、赤で縁どった白い五芒星を、五つのスポークがある歯車の上に配し、その向かって左にオリーブの枝を、向かって右にオークの枝を置いている。緑の葉をつけた二本の枝は、白い大文字で「REPVBBLICA ITALIANA」(イタリア共和国)と書かれた赤いリボンで根本を結ばれている。 エンブレムの最も重要な部分である白い五芒星は、イタリアの世俗の象徴で「Stellone d'Italia」と呼ばれる。国家の守りとしての意味をもち、1870年から1890年までのイタリア王国国章のクレスト(兜飾り)部分にあしらわれていた〔Deliberazione della Consulta Araldica del Regno d’Italia con cui si determina quali debbano essere gli ornamenti esteriori dello stemma dello Stato , 04 maggio 1870; REGIO DECRETO 27 novembre 1890, n. 7282〕。イタリア王国成立以前のイタリア統一運動に使われた図像では、イタリア・トゥリッタ(Italia Turrita、イタリアを擬人化した女性像で「塔のイタリア」を意味する)の頭上にこの白い星が輝いていた。白い星は、第二次大戦後のイタリア復興に寄与した者に贈られた「イタリア連帯の星騎士団勲章」(Ordine della Stella della Solidarietà Italiana)にもあしらわれ、またイタリア軍人であることを示すためにも使われる。 鉄の歯車は、イタリア共和国憲法を象徴する。その第1条には、「イタリアは、労働の上に築かれる民主主義の共和国である」とある。歯車の形は、イタリアの各都市の紋章によく見られイタリア・トゥリッタも頭に載せている城壁冠(mural crown)をも思い起こさせるものである。 オリーブの枝は、共和国が平和(国内での調和と国外での兄弟愛)を願うことを意味する。イタリア共和国憲法第11条には、「イタリアは攻撃の手段としての戦争を拒否し…」とある。オークの枝は、イタリア人民の力と尊厳の象徴である。また、オリーブもオークもイタリアの国土の風景を形作る植物である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イタリアの国章」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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