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イタリア国鉄ETR300電車 () はセッテベッロ(イタリアのカードゲームであるスコパで用いられる切り札の名に由来する。以下セッテベッロ)の愛称で知られるかつてイタリアで活躍した電車方式の高速列車編成 (Elettrotreno Rapido, ETR) である。 編成は7両で構成されていた。ペンドリーノが導入されるまでの約30年間にわたり、イタリア鉄道の誇りとして存在した。また名鉄7000系電車に代表される、日本などの鉄道車両のデザインにも一定の影響を与えたことで知られている。 セッテベッロはペンドリーノとは異なり振り子機構は装備していない。また、現代のイタリアの高速列車であるETR500も線形の良い高速新線での使用を前提としているため、同様に振り子機構を装備していない。 == 概要 == === 登場 === 第二次世界大戦後、イタリアの鉄道では車両を必要としていた。第二次大戦以前に登場した著名なETR200の大部分の編成は使用出来ないか、修繕が必要な状況となっていた。 当時のイタリア国鉄 (Ferrovie dello Stato, FS) は車両の修繕と並行して、新世代のラグジュアリートレイン(豪華列車)の製造を計画した。1952年9月21日にセスト・サン・ジョヴァンニのブレーダ・コストゥルツィオーニ(現アンサルドブレーダ)の製作所に新しいETR300が姿を現した。 車両の製作期間中は秘密の厳守がされ、製作に携わる労働者の間ではセッテベッロ(Settebello)と呼ばれていた。セッテベッロの名は直ぐにメディアに知られ、公式に採用された。車体の塗装にも愛称に由来するトランプのロゴ(トランプゲームの切り札から)が施されている。 当初は7両構成の8編成が発注されたが、後に3編成に減らされた。コスト高が原因で、代わりに同車両をETR250の形式名で4両の構成にして製造された。1952年に最初の編成(ETR 301)を受領し試運転が行われ、1953年3月に営業運転を開始したが、第2-第3編成は1959年2月14日まで受領されなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イタリア国鉄ETR300電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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