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イタリア国鉄ETR400電車 : ミニ英和和英辞書
イタリア国鉄ETR400電車[くるま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国鉄 : [こくてつ]
 【名詞】 1. national railway 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

イタリア国鉄ETR400電車 : ウィキペディア日本語版
イタリア国鉄ETR400電車[くるま]
イタリア国鉄ETR400電車(いたりあこくてつETR400でんしゃ、Elettro Treno Rapido 400)は、イタリアのトレニタリア〔Trenitalia S.p.A., Roma〕がフレッチャロッサ〔イタリア語で”赤い矢”を意味する〕として運行する動力分散方式高速鉄道車両であり、Frecciarossa 1000もしくはETR1000とも呼称されている。
== 概要 ==
イタリアの高速鉄道はフレッチャロッサ(Frecciarossa:赤い矢)、フレッチャアルジェント(Frecciargento:銀の矢)の2ブランドで運行されているが、フレッチャロッサはETR500による、高速新線では最高速度300km/hで運行する列車、フレッチャアルジェントは高速新線以外の一般路線でのスピードアップを考慮した車体傾斜式ETR480ETR600およびETR610による、高速新線では最高速度250km/hで運行する列車となっているが、本形式は2009年にトレニタリアがETR500の後継として高速新線での360km/h走行(将来的には400km/h走行)が可能な機材として50編成の導入を計画したものである。
この計画に基づいて、ETR600やNTV〔Nuovo Trasporto Viaggiatori S.p.A.〕のETR575などでイタリア国内の高速鉄道車両の実績があるフランスアルストム・トランスポール〔Alstom Transport S.A〕と、同じくETR500などで実績のあるボンバルディア・トランスポーテーション〔Bombardier Transportation GmbH, Berlin〕とアンサルドブレダ〔AnsaldoBreda S.p.A., Napoli〕の企業連合とがそれぞれ提案を行っているが、選考の結果ボンバルディア・アンサルドブレダ連合が2010年8月に受注をしている。なお、選考は技術面と価格の両面から行われ、アルストムが1編編成3500万ユーロでの提案であったのに対し、ボンバルディア・アンサルドブレダ連合は3080万ユーロであり、技術面でも高いポイントを得て選定されたものであるほか、シーメンス〔Siemens AG, Berlin und München〕や川崎重工業も提案を検討したがこれを見送ったとされている。
Frecciarossa 1000もしくはETR1000と呼称されることになるこの機体は、ボンバルディアの高速鉄道車両シリーズであるボンバルディア・ゼフィロの1形式であり、メーカー呼称をV300ZEFIROとしているほか、アンサルドブレダが開発した高速鉄道車両であるV250の技術もベースとなっており、開発・生産の分担割合はボンバルディア40%、アンサルドブレダ60%となっている。また、イタリアの高速鉄道車両のうち、300km/h用のETR500はピニンファリーナ〔Pininfarina S.p.A.,Torino〕、車両傾斜式のETR480、ETR600およびETR610はイタルデザイン・ジウジアーロ〔Italdesign Giugiaro, Torino〕がデザインを担当していたが、本形式はベルトーネ・デザイン〔Bertone Design S.R.L., Milano〕が車内外のデザインを担当しており、特に内装については同社の人間工学チームも含め大きく関わっていることが特徴となっている。なお、この機体は動力集中方式であったETR500から、動力分散方式の8両固定編成に変更されているほか、基本的にイタリア国内専用であった同形式とは異なり、各国の路線での走行を考慮した相互運用性のための技術仕様であるTSI〔Technical specifications for interoperability〕に準拠しているほか、各国の電源方式や信号方式に対応できる準備がされており、将来的にはドイツ、オーストリア、フランス、スイス、ベルギー、オランダ、スペインの各国へ乗入れることも可能な仕様となっている。
ETR400は両社のイタリア国内で組み立てが行われており、2013年3月26日には最初の編成がアンサルドブレダのピストイア工場でロールアウトし、式典ではイタリアの陸上競技選手で200mの世界記録保持者であったピエトロ・メンネアに因む"Pietro Mennea"の機体名がつけられている。その後7月にはボンバルディアのヴァード・リーグレ工場で試験が始まり、その後9月にチェコ国内含む各地で試運転が始まっている。その後2014年1月より高速新線での試運転を開始、2015年4月14日に300km/h走行の認可を受け、6月14日より運行を開始している。また、その後2015年11月23日にはミラノ - トリノ間の高速新線において360km/hでの営業運行のための試運転を実施した際に385.5km/hのイタリアの鉄道の最高速度を記録し、さらに12月6日には390.7km/h、2016年2月25日には393.8km/h記録している。
本形式は、車両および列車の名称はFrecciarossa 1000、形式名はETR400であるが、両者を混在させたETR1000とされることもある。また、第1編成はETR400.01、第50編成はETR400.50のように呼称されており、編成を構成する8両の車両の2007年から採用されたUIC〔Union Internationale des Chemins de fer〕規格によるヨーロッパ標準動力車番号体系であるEVN〔European Vehicle Number〕の車両番号は以下のとおりで、2017年にかけて全50編成がボンバルディア、アンサルドブレダおよびその後身の日立レールイタリア〔Hitachi Rail Italy S.p.A、アンサルドブレダの修理・修繕事業と既受注案件の一部を除く事業は2015年にフィンメカニカグループから日立グループに移り、日立 レールイタリアに改称された〕で生産・納入される予定となっている。
*車両番号(XXは01-50の編成番号、Yはチェックディジット
 *93 83 3400 1XX-Y I-TI
 *93 83 0400 2XX-Y I-TI
 *93 83 5400 3XX-Y I-TI
 *93 83 0400 4XX-Y I-TI
 *93 83 0400 5XX-Y I-TI
 *93 83 6400 6XX-Y I-TI
 *93 83 0400 7XX-Y I-TI
 *93 83 4400 8XX-Y I-TI

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イタリア国鉄ETR400電車」の詳細全文を読む




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