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yttrium ===========================
イットリウム(〔http://www.encyclo.co.uk/search.php〕)は原子番号39の元素である。元素記号はYである。単体は軟らかく銀光沢をもつ金属である。遷移金属に属すがランタノイドと化学的性質が似ているので希土類元素に分類される〔。唯一の安定同位体89Yのみ希土類鉱物中に存在する。単体は天然には存在しない。 1787年にがスウェーデンのイッテルビーの近くで未知の鉱物を発見し、町名にちなんで「イッテルバイト」と名づけた〔。ヨハン・ガドリンはアレニウスの見つけた鉱物からイットリウムの酸化物を発見し、アンデルス・エーケベリはそれをイットリアと名づけた。1828年にフリードリヒ・ヴェーラーは鉱物からイットリウムの単体を取り出した〔。イットリウムは蛍光体に使われ、赤色蛍光体はテレビのブラウン管ディスプレイやLEDに使われている〔。ほかには電極、電解質、電気フィルタ、レーザー、超伝導体などに使われ、医療技術にも応用されている。イットリウムは生理活性物質ではないが、その化合物は人間の肺に害をおよぼす〔。 == 特徴 == === 性質 === イットリウムは軟らかく銀光沢を持つ金属である。第5周期と第3族に属す遷移金属であり、周期律から予想されるとおり、第3族で第4周期のスカンジウムより電気陰性度が小さく、第6周期のランタンよりも電気陰性度が大きい。また、第5族で第5周期のジルコニウムよりも電気陰性度が小さい〔〔。第5周期元素のdブロック元素のなかではイットリウムがもっとも原子番号が小さい。 純粋な単体は空気中で比較的安定だが、これは酸化イットリウム(III) (Y2O3) の膜が金属表面を覆って不動態化するためである。水蒸気中で750 付近まで加熱すると、膜の厚さは10 µmに達することがある〔。単体を細かくすると空気中で不安定となり、削り状のイットリウムは400 以上で自然発火しうる。窒素中では、単体を1,000 に加熱すると窒化イットリウム (YN) が生成する〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イットリウム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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