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イトグルマ属 ( リダイレクト:イトグルマ亜科 ) : ウィキペディア日本語版 | イトグルマ亜科[いとぐるまあか] イトグルマ亜科(紡績車亜科、Columbariinae)は、腹足綱・吸腔目・オニコブシガイ科 に分類される巻貝の分類群。簡単にイトグルマ類、イトグルマの仲間などとも言う。 貝殻は細長く3cm-15cm程度。オーストラリア区近海、アフリカ南部~東部や南シナ海、カリブ海など、主に暖海の漸深海から深海の砂底に棲息し、管棲ゴカイなどを捕食している。多くの種は突起や刺列などを持ち、水管溝が非常に長い個性的な外観で貝収集の対象として人気があるが、収集対象以外にはほとんど利用されない。外観はアッキガイ科のツノオリイレガイ亜科 Trophoninae の一部にも似ている。20世紀後期まで分類学的な位置が必ずしも定まらず、独立の科とされることも多かったが、1983年にハラセヴィッチ(M.G. Harasewych)という研究者によってオニコブシガイ科の亜科に分類され、以降はこれにならう場合が多い。なおオニコブシガイ科をエゾバイ上科に分類する場合もある。 ==学名の由来== 学名の Columbariinae はタイプ属の属名 ''Columbarium'' から。この属名はラテン語で納骨堂を意味しているが、この場合は貝殻の形状を納骨堂の一種である仏塔に例えたもの。このグループで最初に記載されたイトグルマの種小名が ''pagoda''(パゴダ)というのと同様である。英語ではこのグループを "Pagoda Shells" と呼ぶ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イトグルマ亜科」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Columbariinae 」があります。
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