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イヌガンソク : ミニ英和和英辞書
イヌガンソク
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


イヌガンソク : ウィキペディア日本語版
イヌガンソク

イヌガンソク ''Pentarhizidium orientale'' は、シダ植物の1つ。胞子葉がガンの足に似ている。
== 特徴 ==
夏緑性の草本〔以下、主として岩槻編著(1992),p.223-224〕。根茎は短く匍匐するか、あるいは斜めに立ち、鱗片があって葉が密生する。鱗片は広披針形から線状披針形で、先端は長く伸びて尖り、縁は滑らか。長さは0.7-2cmで膜質、淡褐色で光沢がある。
葉には明瞭な2形がある。どちらも葉柄の基部には鱗片を密生する。
*栄養葉は単羽状複葉。葉柄は長さ20-80cmで、藁色でまばらに鱗片がある。葉身は全体としては卵状広楕円形で、長さ30-80cm、幅20-40cmに達する。羽片は狭披針形で、基部に向けて少しだけ狭くなり、基部は切り落とされたような形で短い柄があり、全体に浅く、または中程度まで羽状に裂ける。葉脈は全て遊離して、網を作らない。基部の側羽片が特に短くなってはいない。葉質は紙質で深緑色、軸にまばらに毛がある。葉身の先端は急に狭くなって、頂羽片に近い形を取る〔田川(1959),p.74〕。
*胞子葉は栄養葉より短く、冬には枯れるがそのまま残る。葉柄は20-50cm、葉身は単羽状複葉。羽片は裏側向きに反り返るように着き、柄はなく、長さ4-12cm、幅5-6mmで縁が内側に強く巻き込んで棒状になり、裏面が完全に隠れる。側脈の先端に胞子嚢群が着き、胞子嚢群は羽片の中軸の両側にそれぞれ1列ずつ並ぶ。胞子嚢群は薄い包膜に覆われ、その上で巻き込んだ羽片に包まれる。胞子葉は秋から冬に成熟し、春に胞子を散布する〔光田(1986)p.80〕。

File:Pentarhizidium orientale inugansoku03.jpg|栄養葉の先端部
File:Pentarhizidium orientale inugansoku04.jpg|栄養葉の下に若い胞子葉が見える
File:Pentarhizidium orientale inugansoku05.jpg|昨年の胞子葉
File:Pentarhizidium orientale inugansoku07.jpg|同、側羽片の表面
File:Pentarhizidium orientale inugansoku08.jpg|同、側羽片の巻き込みを広げる


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イヌガンソク」の詳細全文を読む




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