|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
イフリート(アラビア語: عفريت, ''Afrīt'', Ifrit, efreet, ifreet, afrit, afreet、複数形:عفاريت, ''Afārīt''、女性形:イフリータ)は、クルアーン( スーラ アン・ナムル(An-Naml) (27:39-40) )で言及されるジン(魔人、悪魔、精霊)の一種。 イスラム教における堕天使。ジン(魔神)のかしらのイブリート(Iblis) コーランの第七章11-13節にアラーの命によりすべての天使がアダム(最初の人間)にひざまずいたとき、「私は彼より優れている。あなたは私を火から作った。あなたは彼を土から作ったからです。」と答えアダムに跪く事を拒否し、アラーに天界から追放されたとされる。 アラビアンナイトのランプの魔人としても有名である。 性格は獰猛かつ短気で、厳つい顔をしている。様々な魔術を操る事ができ、変身能力など人間にはない力を持つ。特に、炎を自在に操れると言う。西洋の文化圏では、異教の神々を悪魔(デーモン)とする事があり、その恐ろしげな姿も手伝ってか、悪魔とされる。 炎の魔人、炎の精霊、炎の魔獣として知られるが、これは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』というテーブルトークRPGで炎属性の精霊や『ファイナルファンタジー』の炎の魔獣として登場したことの影響が大きい。元々は炎という属性だけに限定されるものではない(ただし、イフリートも含めジンは、煙の無い火から生まれた種族だとされているため、関係がないというわけではない)。 == 『アラビアン・ナイト』に登場するイフリート == 『アラビアン・ナイト』にも多くのジンやイフリートが登場する。その中で代表的なもの『漁師と鬼神との物語(第3夜 - 第9夜)』を記す。 ある日、漁師が網を引いていると、そこにひっかかっている壺があった。その壺の蓋を開けてみると、煙と共にイフリートが出てきた。その恐ろしげな巨人は、出してくれた漁師を食い殺そうとする。長い間、壺に閉じ込められていたイフリートは、そのことに怒りを覚え、最初に壺の蓋を開けた者を食い殺そうと決めていたのだ。しかし、イフリートは漁師に本当に壺に入っていたのか証拠を見せろと問われ、自ら壺の中に入って見せた。すると漁師に蓋を閉められてしまい、結局は再度壺の中へ閉じ込められてしまう。 また、『アラジンと魔法のランプ』に出てくるランプの精や指輪の精もイフリートである。
|