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イボタケ目 : ウィキペディア日本語版
イボタケ目[いぼたけめ]

イボタケ目(学名:''Thelephorales'')は担子菌門真正担子菌綱菌類の一群である。一般に強靭な肉質あるいは革質~コルク質で、形態的には膏薬状をなして枯れ木などにべったりと広がってかさや柄を形成しないものから、樹枝状ないしサンゴ状に分岐するもの、分岐する柄の先端にへら状のかさを形成してハボタン状をなすもの、あるいは明らかなかさと柄とに分化するものまでが含まれ、胞子を形成する子実層托は多くの分類群において細い針状突起の形態をとることから、一般に Tooth fungus の名があるが、しわひだ状を呈するものや管孔状をなすものも僅かに含まれている。
== 分類 ==

=== 歴史 ===
イボタケ目は1968年にE.J.H. Cornerによって言及されていたが〔、1976年にドイツの菌類学者Franz Oberwinklerがイボタケ科とマツバハリタケ科を含めて正式かつ有効に発表するまで、正式な分類群として扱われていなかった。
もともとはこの目に属する分類群は、担子器果(子実体の形態的多様性に富むと想定されていたが、一般的にいくつかの特徴、特に担子胞子での形の類似性とテレフォール酸誘導体の存在に起因する子実体の色調の類似性(一般に褐色系の色調を示す)を共有しており、胞子(無色あるいは褐色)の表面にとげやいぼを備え、また、水酸化カリウムなどのアルカリ性物質によって、子実体が青色ないし暗緑色に変色する呈色反応がしばしば認められる〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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