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イマノル・ウリベ
イマノル・カルメル・ウリベ・ビルバオ(, 1950年2月28日 - )は、エルサルバドル・サンサルバドル出身、スペイン国籍の脚本家・映画監督である。バスク人。社会派作品を得意としており、バスク地方のバスク祖国と自由(ETA)によるテロ問題をテーマとすることが多い。 == 経歴 == 両親はバスク地方のギプスコア県出身であり、イマノル・ウリベは1950年にエルサルバドルの首都サンサルバドルで生まれた。その後スペインに移住し、マドリードの国立映画学校で学位を取得すると、1979年の『ブルゴス裁判』が初監督作品となった。この映画は、1970年にバスク祖国と自由(ETA)の政治活動家6人が死刑判決を受けたの過程を映像化したものである。1981年の『セゴビアの逃亡』は、ETAの活動家がセゴビア刑務所を脱獄する物語、1983年の『ミケルの死』は、ETAの活動家の不可解な死に関する物語であり、『ブルゴス裁判』と合わせてバスク3部作と呼ばれている。 1991年の『El rey pasmado』は、女性に疎かったフェリペ4世の女性問題をテーマとしたコメディ映画である。ゴヤ賞で14部門にノミネートされ、8部門で受賞したが、作品賞や監督賞は逃した。1994年の『』(1994年)では、フアン・マドリードの原作小説を基に、警察署にテロ攻撃を企てるETAの活動家のドラマを描き、映画祭以外では初めて日本で劇場公開された作品となった。19部門にノミネートされたゴヤ賞では、作品賞・監督賞・脚本賞を含む8部門を受賞した。サン・セバスティアン国際映画祭では作品賞を受賞し、スペイン国外では知名度が高くなかった頃のハビエル・バルデムが男優賞を受賞した。1996年の『ブワナ』〔Bwanaはスワヒリ語。スペイン語のseñor、英語のMrs.などの意味。〕(1996年)は、スペインにおける移民排斥運動や人種差別をテーマとし、再びサン・セバスティアン国際映画祭で作品賞を受賞した。2003年にはアンヘル・ガルシア・ロルダンの小説『A Boca de Noche』(夜の初めに)を原作として、スペイン内戦を舞台とした『キャロルの初恋』を撮り、主演に据えた12歳のクララ・ラゴがゴヤ賞新人女優賞にノミネートされた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イマノル・ウリベ」の詳細全文を読む
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