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イリア県( / 、)は、ギリシャ共和国の西ギリシャ地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。ペロポネソス半島の西部に位置する。古代にはエーリスと呼ばれた土地である。県都は。 ==地理== イリア県の南北は100km、東西は55kmあり、小さい2つの半島が属している。 イリア県の領域は古代のエーリスの地域と完全に一致しているわけではなく、古代はアルカディアに含まれたランビアがイリア県に編入され、また古代はエーリスに含まれたカログリアが現在はアハイア県に含まれている。 県内最長の川はアルフィオス川である。その他にはエリマントス川やピニオス川、ネダ川が流れ、そのほとんどがイオニア海に注いでいる。北部や東部には人工池やダムがあり、そのうちピニオスダムは北部イリア県に水を供給している。また、オリンビア近郊にある貯水池は、ピルゴスに水を供給している。 東部は森林に覆われており、南部にはマツの木が多く茂っている。また、県内にはモヴリ山脈やディヴリ山脈、ミンテ山脈などが連なっている。 県の約3分の1は肥沃な土地であるが、残りは山がちな地形で、耕作には不向きである。また、かつて沼沢地が面積の約1%を占めていたが、農業用に干拓されて激減し、今では保護地区となった10km²を残すのみとなっている。 また、エーリスやエピタリオン、オリンピアの古代遺跡も存在している。オリンピアは、紀元前776年から古代オリンピックが開催された場所として有名であり、現在は博物館が建設されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イリア県」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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