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イリヤ・メーチニコフ : ミニ英和和英辞書
イリヤ・メーチニコフ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

イリヤ・メーチニコフ ( リダイレクト:イリヤ・メチニコフ ) : ウィキペディア日本語版
イリヤ・メチニコフ[ちょうおん]

イリヤ・イリイチ・メチニコフ (''Ilya Ilyich Mechnikov'',) (1845年5月15日, ハリコフ - 1916年7月16日, パリ)はロシア微生物学者および動物学者である。白血球食作用を提唱し、免疫系における先駆的な研究を行ったことで有名である。
==業績==
メチニコフは、ミジンコナマコの幼生の研究から、それらの動物の体内に、体外から侵入した異物を取り込み、消化する細胞があることを発見した。たとえば、ミジンコの体内に侵入して増殖し、ミジンコを殺してしまう酵母の1属 () がいるが、彼は、場合によっては侵入を受けたミジンコが死なず、侵入した胞子がそこへやってきた細胞に取り込まれ、消化されることを発見した。そこで、彼は、この細胞に食細胞と命名し、この細胞の働きが、動物が病気にならないためのしくみ、つまり生体防御のしくみを支えるものだと判断した。(「食細胞学説」)
: phagocyte(ギリシア語のphagein=「食べる」とkytos=cell「細胞」から)やmacrophageはメチニコフに由来する。
当時、免疫は専ら血清中の液性因子(抗体補体)によるもの(=液性免疫)だけと考えられていたが、メチニコフの提唱した学説はこれとは異なる、血球細胞による免疫機構(=細胞性免疫)の存在を支持するものであった。
また晩年には老化の原因に関する研究から、大腸内の細菌が作り出す腐敗物質こそが老化の原因であるとする自家中毒説を提唱した。ブルガリア旅行中の見聞からヨーグルトが長寿に有用であるという説を唱え、ヨーロッパにヨーグルトが普及するきっかけを作ったことでも知られる(ブルガリアのヨーグルトも参照)。自身もヨーグルトを大量に摂取し、大腸を乳酸菌で満たして老化の原因である大腸菌を駆逐しようと努めた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イリヤ・メチニコフ」の詳細全文を読む




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