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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
イングリッシュ・セター(セッターとも、英:English Setter)は、イギリスのイングランド原産のセター犬種である。世界でもっとも有名なセター種であることから、単にセターと呼ばれることもある。実猟犬として飼われることも多いが、ペットやショードッグとしても多く飼育されている。又、身体能力が高いため、ドッグスポーツにも使用されている。 == 歴史 == イギリスにおけるセターの歴史は16世紀後半にさかのぼり、ノーサンバーランド公爵がスパニエル系の犬を訓練し、獲物の鳥を見つけたら体を伏せて待つ(セッティング)ようにしたのが始まりと言う〔デズモンド・モリス著、福山英也監修『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、202ページ〕〔藤田りか子『最新 世界の犬種大図鑑』誠文堂新光社、2015年、315ページ。〕。大陸ヨーロッパでは、16世紀前半から狩猟犬にセッティングやポインティングをさせる形式の狩りが流行しており、それがイギリスに伝播したものともいう〔〔。この猟では、犬が獲物(主に鳥)のにおいを追跡し、発見するとセッティング(伏せ)を行って主人に獲物の位置を知らせる。犬の主人はセッティングを確認すると、その方向へ投網を行って鳥を捕らえ、狩猟は完了する。 17世紀以降、専用の犬種を「セッティング・スパニエル」として繁殖するようになり、さまざまな系統のセターがイギリス各地に広がった〔。スパニッシュ・ポインターや大型のウォーター・スパニエル、スプリンガー・スパニエルなどが交配されたと推測されている。猟犬としての能力が重視されたため、外見は統一されていなかった。狩りに銃が導入されるようになると、セターはポインターと同様に、立ったまま停止して獲物の位置を示し、主人の合図で鳥を飛び立たせるスタイルへと変化した〔藤田りか子『最新 世界の犬種大図鑑』誠文堂新光社、2015年、317-8ページ。〕。 19世紀には、セターの改良が盛んに行われたが、その中でもエドーワード・ラヴェラック(Edward Laverack, 1800年-1877年)の育てた血統が、現在のセターの容姿にもっとも大きく寄与している〔〔デズモンド・モリス著、福山英也監修『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、266ページ〕。ラヴェラックは1825年に入手した2頭のセターから安定した美しい容姿の犬種を作出した〔〔。現在のイングリッシュ・セターの特徴的な毛色に、白地に細かい斑模様が散る「ベルトン」があるが、これはラヴェラックの作り出した用語である〔。次いで、R. パーセル・ルーウェリン(R. Purcell Llewellin, 1840年–1925年)がラヴェラック系の中でも狩猟能力に優れた個体を繁殖させ、優秀なセターを作り出した〔〔。ラヴェラックやルーウェリンの血統の犬は人気があったため、自分の犬をラヴェラック・セターやルーウェリン・セターと称する人も多かったが、その中には実際には異なる系統のものも多く混じっていたという〔, pp. 38-40〕。 1859年には、最初のイングリッシュ・セターのドッグショーが開催され、北アメリカにも輸出されるようになるなど、セターの人気は拡大した〔。ドッグショーが盛んになるに連れ、均等の取れた美しい容姿や温厚な性格からショードッグとして好まれるようになり、その姿を更に美しいものにするために改良が進んでいった。その結果、ショータイプのセターとフィールド系のセターは別系統のものとして繁殖されるようになり、それぞれ異なる特徴を持つようになった〔。 日本でも実猟犬、ペット、ショードッグとして飼育が行われ、実猟タイプとショータイプの両方の犬が繁殖されている。毎年国内登録が行われており、2010年度の国内登録頭数順位は134位中117位であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イングリッシュ・セター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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