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楽器(がっき、)とは一般的には「音楽の素材としての音を発するための道具の総称〔下中直也(編) 『音楽大事典』 全6巻、平凡社、1981年〕」「音楽に使用される音を出す器具〔『音楽中辞典』 音楽之友社、1979年〕」とされる。 ==定義== 楽器は一般的には音楽のための道具であり、そのために音を出すものである。ただし楽器は必ずしも音楽のためだけに使われるものではない。合図を発するため、あるいは猛獣を避けるために音を鳴らすのも楽器である。したがって楽器とは『音を発するための道具』とするのが妥当である。ここで大事なのは『音を出すもの』が楽器なのではなく、『音を出すためのもの』が楽器であるという点である。言い換えると音を出すことを目的とするものが楽器である。また、たいていのものは叩けば音がするが、それだけでそれを楽器と言うことはない。例えばスプーンは楽器ではないが、アフリカにはそれを重ね合わせて楽器とする例があり、『スプーン・カスタネット』と呼ばれる。また楽器でないものが用途によって楽器になる例もある。法螺貝は元々は貝の殻であり、その時点では楽器でないが、死んで吹かれると楽器になる。他の用途にも使える楽器もあり、例えばステッキとして使えるフルートなどが実在する。この場合、フルートとして使っているときは楽器だと言うことになる〔守重(2015),p.19-20〕。 桶や弓のみならず鍋や釜、皿を叩いて「音楽の素材にする」こともできないわけではないから、広くは「音を出すことができるものはすべて楽器」とみなすことができる。しかし、「音を出すために使われるが、楽器とまでは言い難い道具は音具と呼んで区別する」という考え方もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「楽器」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Musical instrument 」があります。 スポンサード リンク
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