翻訳と辞書
Words near each other
・ インスリンショック
・ インスリンショック療法
・ インスリン・ショック療法
・ インスリン亜鉛水性懸濁注射液
・ インスリン低抗性高血圧
・ インスリン依存型糖尿病
・ インスリン依存性糖尿病
・ インスリン単位
・ インスリン受容体
・ インスリン感(受)性
インスリン抵抗性
・ インスリン様(作用)物質、ILA物質
・ インスリン様ペプチド
・ インスリン様増殖因子
・ インスリン様成長因子
・ インスリン様活性
・ インスリン欠乏症
・ インスリン殺人未遂事件
・ インスリン注入療法
・ インスリン注射液


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

インスリン抵抗性 : ミニ英和和英辞書
インスリン抵抗性[いんすりんていこうせい]
insulin resistance
===========================
: [こう]
 (pref) anti-
インスリン抵抗性 : ウィキペディア日本語版
インスリン抵抗性[いんすりんていこうせい]
インスリン抵抗性(インスリンていこうせい)とは、インスリンの効力を規定する個人の特性。そもそもは臨床的な概念で、健康な人と比べて糖尿病の人では、同じ量のインスリンを注射しても糖尿病の人のほうが血糖値が下がりにくく、また軽症糖尿病と重症糖尿病では重症のほうが血糖値が下がりにくいことから、インスリンが効きづらいことが糖尿病の本態のひとつであるととらえられた。
現在では肥満をはじめとして、糖尿病高血圧高脂血症などといった現代人を悩ます生活習慣病の根本的な背景メカニズムのひとつととらえられている。最先端の研究により複雑なホルモンサイトカインネットワーク脂肪細胞を介した発症と進展の病態生理が明らかになりつつある。
== 意義 ==
メタボリックシンドロームの概念が確立したため難しいが(メタボリックシンドロームは、以前Defronzoらによりインスリン抵抗性症候群と言われていたものにも対応する)、基本的にはメタボリックシンドロームは、既にインスリン抵抗性を発症している人がさらに血圧、脂質プロフィールなどに異常をきたしはじめて診断されるものととらえることができる。したがって、これらの生活習慣病疾患群の背景広範に横たわるインスリン抵抗性という概念はいまでも有効な考えである。すなわち最終的に心筋梗塞脳梗塞に至るのは、血圧や糖や脂質が直接の原因ではなく、このインスリン抵抗性が根本的な原因だとする考えである。しかし、日本人ではインスリン抵抗性がそれほど高くない2型糖尿病患者もかなり存在する〔Taniguchi A et al. Pathogenic factors responsible for glucose intolerance in patients with NIDDM. Article Diabetes 1992 Dec; 41(12):1540-6.〕ことから、重要な指標ではあるものの、インスリン抵抗性だけではリスクを決めきれない。
飽和脂肪酸の多い食事はインスリン抵抗性を生じさせ、糖尿病の罹患が増加する可能性が示唆されている〔「」『日本人の食事摂取基準」(2010年版) 』pp77-108〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「インスリン抵抗性」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.