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インレー湖()は、ミャンマー連邦共和国のに位置する淡水湖。 シャン州に位置する。ビルマ語で「イン」は湖、レーは「4」を意味する。その昔インレー湖は4つの小さな湖だったが、湖の近くに住む鬼によって4つの湖が水路で繋げられ、大きな湖が誕生したという伝説が残っている〔大野「人と湖」『季刊民族学』4号、68,70頁〕。 == 自然 == 表面積43.5km2の広さを持ち、平均標高884mの高地に位置する〔。南北約18km、東西約5kmに広がる、縦長の湖である〔。石灰岩質の地層が水の浸食によって溶解したことで生まれた湖だと考えられている〔大野「人と湖」『季刊民族学』4号、70頁〕。 湖の湖水面積と水深は、減水期と増水期で大きく異なる〔大野「人と湖」『季刊民族学』4号、68頁〕。最深部の水位は3.1mほどであるが、雨季に入ると水深はおよそ1.5m増加する〔。湖水はシャン州の隣のカヤー州に流れ、水力発電の水源として利用されている〔中村「ミャンマー、インレ湖のパンドーウーの祭りと湖畔住民の民俗」『静岡産業大学情報学部研究紀要』14号、2頁〕。水中に含まれる有機物は少なく、波が穏やかな時には水中の魚を肉眼で目視できる〔。東・西・北の河川が湖に流入するが水量は少なく、その中で最も大きい川は北西のポン湖から注ぐ川である〔。西のカロー川とアッパー・バルー川からの河口には土砂が堆積して三角州を形成している〔。 インレー湖の面積はさほど広くは無いが、その範囲内には多様な固有種が含まれている。湖の周辺は自然保護区に指定され、鳥獣の捕獲が禁止されている〔邸、武田『ミャンマー 仏教遺跡の宝庫を歩く』第2版、178頁〕。レッドフィンレッドノーズ、、Devario auropurpureusなどの魚類の固有種は、動物商の間で希少な高額商品として取引されている。11月から1月にかけては、およそ20,000羽の渡り鳥が湖に飛来する〔http://www.mrtv3.net.mm/newpaper/2511newsn.pdf Page 16 Col 1〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インレー湖」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Inle Lake 」があります。 スポンサード リンク
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