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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
イン・ザ・マネー(英:In the money)とは、オプション取引において、オプションの本源的価値(オプション契約の対象商品の市場価格と行使価格との差額)がゼロより大きく、オプションの買い手に利益が発生する状態を指す〔今田正(1993)「オプション契約の認識と測定の基礎 -FASB1991年『討議資料』を中心に- 」p.119参照〕〔iFinance「インザマネー」 〕。英語表記がIn The Moneyであるため、ITMとも表記される。ここで通貨オプショントレードを例にとると、コール・オプションとプット・オプションでイン・ザ・マネーの指す状態が異なり、バニラ・オプションのドル・コール・オプションの場合、満期日の直物為替レート(スポットレート)が行使価格よりも高い状態をイン・ザ・マネーと言う。バニラ・オプションのドル・プット・オプションの場合、満期日の直物為替レートが行使価格よりも低い状態をイン・ザ・マネーと言う。通常、イン・ザ・マネーの状況では、買い手はオプションの権利行使をすると得をするので、オプションの権利を行使する。 ==解説(イン・ザ・マネー)== ここで、イン・ザ・マネーとは、オプションの本源的価値がゼロより大きく利益が発生する状態を指すが、コール・オプションとプット・オプションでイン・ザ・マネーの指す状態が違うのは、コール・オプションとプット・オプションで利益の発生する状況が違うからである〔東証 用語集 〕。アメリカドル/日本円のオプショントレードを例にとり、バニラ・オプションのドル・コール・オプションを、仮に100円を行使価格として購入したとしよう。このとき、ドル・コール・オプションの買い手となったわけだが、このドル・コール・オプションの買い手が利益を得るためには満期日の直物為替レートが100円(+オプションプレミアム)より大きくなければいけない〔日本証券業協会 コールオプションの売買 コールオプションの買いの損益曲線参照 〕。 例えば、オプションの満期日の直物為替レートが150円(すなわち行使価格の100円より大きい)ならば、行使価格の100円でドルを買う権利(ドル・コール・オプション)を行使することによって、本来ならば(満期日の)直物為替レートの1ドル150円で買わなければいけないところを、行使価格の100円で買うことができる。すなわち、(満期日の)直物為替レートの1ドル150円よりも50円も安くドルを買うことができ、ドル・コール・オプションの買い手は50円分の得をするのである。仮にこの行使価格100円で買ったドルをすべて(満期日の)直物為替レート1ドル150円で売れば、1ドルにつき50円も得をすることができる。このように、コール・オプションの場合、行使価格よりも満期日の直物為替レートが高く、オプションの買い手が利益を得ることができる状況をイン・ザ・マネーという〔東証 用語集 〕。 プット・オプションの場合、行使価格と満期日の直物為替レートの関係は逆になる。たとえば、行使価格100円でドル・プット・オプションを買ったとしよう。このとき、ドル・プット・オプションの買い手となったわけだが、この買い手が利益を得るためには満期日の直物為替レートが100円(-オプションプレミアム)より小さくなければいけない〔日本証券業協会 プットオプションの売買 プットオプションの買いの損益曲線参照 〕。 例えば、オプションの満期日の直物為替レートが50円(すなわち行使価格の100円より小さい)ならば、行使価格の100円でドルを売る権利(ドル・プット・オプション)を行使することによって。本来ならば(満期日の)直物為替レートの1ドル50円で売らなければいけないところを、行使価格の1ドル100円で売ることができる。すなわち、(満期日の)直物為替レートの1ドル50円よりも50円も高くドルを売ることができ、ドル・プット・オプションの買い手は50円分の得をするのである。仮にこの行使価格100円で売ったドルをすべて(満期日の)直物為替レート1ドル50円で買い戻せば、1ドルにつき50円の得をすることができる。このように、プット・オプションの場合、行使価格よりも満期日の直物為替レートが低く、オプションの買い手が利益を得ることができる状況をイン・ザ・マネーという〔東証 用語集 イン・ザ・マネー 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イン・ザ・マネー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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