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イーゴリ・マルケヴィッチ : ミニ英和和英辞書
イーゴリ・マルケヴィッチ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

イーゴリ・マルケヴィッチ ( リダイレクト:イーゴリ・マルケヴィチ ) : ウィキペディア日本語版
イーゴリ・マルケヴィチ[ちょうおん]

イーゴリ・ボリソヴィチ・マルケヴィチИ́горь Бори́сович Марке́вич, 1912年7月27日 - 1983年3月7日)は、ロシア帝国(現・ウクライナ)生まれ、スイス育ちの作曲家ピアニスト指揮者マルケヴィッチとも表記。弟のドミートリ・マルケヴィチ音楽学者チェリスト、息子のオレグ・カエターニ指揮者
== 略歴 ==
キエフ生まれだが、1914年に家族に連れられスイスに移る。楽才をアルフレッド・コルトーに注目され、1926年にコルトーに連れられパリに行き、ナディア・ブーランジェのもとで作曲家ピアニストとして薫陶を受ける。1928年セルゲイ・ディアギレフの知遇を得るが、若い頃のレオニード・マシーンに似ていた当時のマルケヴィチはディアギレフの最後の恋人となったといわれる。1929年に《コンチェルト・グロッソ》がパリで初演されたことにより、作曲家として認知されるようになる。バルトークはマルケヴィチのことを「現代音楽では最も驚異的な人物」であると評し、自身の創作に感化を受けたと言ったというストラヴィンスキーと名前が同じだったことから、『イーゴリ2世』の異名を取る。1936年ヴァーツラフ・ニジンスキーの娘キュラと結婚するが、1947年に離婚。
マルケヴィチは18歳でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して、指揮者としてのデビューを果たしている。指揮者としてのマルケヴィチは、世界的にフランス音楽やロシア音楽のレパートリーで非常に尊敬されており、とりわけチャイコフスキームソルグスキーの解釈は評価が高い。また、ストラヴィンスキー新ウィーン楽派のような20世紀音楽の演奏でも知られている。ベートーヴェン交響曲全曲も得意のレパートリーだった。
指揮者としてのレコーディングは、1950~1960年代にドイツ・グラモフォンフィリップスEMIレーベルで、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団シンフォニー・オブ・ジ・エアー、常任指揮者を務めていたラムルー管弦楽団ロンドン交響楽団フィルハーモニア管弦楽団フランス国立放送管弦楽団などと行ったものが知られている。また、ピアニストクララ・ハスキルと共演したモーツァルトショパン協奏曲の録音が名高い。フルーティストオーレル・ニコレがベルリン・フィル在籍中に同オーケストラと録音したチマローザの《2本のフルートのための協奏曲》もマルケヴィチが指揮している。
1942年に病気を患い、以降作曲の筆を折る。その後イタリアに定住して1947年市民権を取得している。同年にイタリア女性トパツィア・カエターニと再婚(オレグは彼女との間に生まれた子である)。第二次世界大戦中はパルチザン運動に身を投じた。1953年にはロンドンに転居し、1965年よりスペイン放送交響楽団で活動した。
1960年に旧日本フィルハーモニー交響楽団を客演し、ストラヴィンスキー春の祭典などで当時の楽壇に強烈な印象を残した。以降度々来日し、最晩年にもNHK交響楽団などを指揮した。ダニエル・バレンボイムをはじめ、日本人では湯浅卓雄高関健など、彼に師事した指揮者も多い。
1983年にアンティーブにて急死。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「イーゴリ・マルケヴィチ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Igor Markevitch 」があります。




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