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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
イーピクレース(, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイピクレスとも表記される。 アムピトリュオーンとアルクメーネーの子で、ゼウスの子ヘーラクレースと異父兄弟〔アポロドーロス、2巻4・8。〕。アルカトゥースの娘アウトメドゥーサとの間にイオラーオスを、また新たにクレオーンの娘を妻として〔アポロドーロス、2巻4・11。〕2人の子をもうけた。しかしクレオーンの娘との間に生まれた子供は気が狂ったヘーラクレースに殺された〔アポロドーロス、2巻4・12。〕。一説によるとイオペーという娘がいて、テーセウスの妻になった〔プルタルコス「テーセウス伝」29。〕。 カリュドーンの猪狩りに参加したが〔アポロドーロス、1巻8・2。〕、参加したのは子のイオラーオスのほうだともいわれる〔オウィディウス『変身物語』8巻。〕〔ヒュギーヌス、173話。〕。 == 神話 == ゼウスはアムピトリュオーンがプテレラーオスとの戦争に勝利してテーバイに帰還する前夜、アムピトリュオーンの姿を借りてアルクメーネーを訪れた。このためアルクメーネーはゼウスとアムピトリュオーンの子を身ごもり、出産のとき最初にヘーラクレースが生まれ、その一夜後にイーピクレースが生まれた〔アポロドーロス、2巻4・8。〕〔テオクリトス、第24歌3。〕。 ヘーシオドスによるとイーピクレースはヘーラクレースを迫害したエウリュステウスに仕えたが、後からそのことを後悔したとされる〔ヘーシオドス『ヘーラクレースの楯』90-93。〕、逆にイーピクレースの子イオラーオスはヘーラクレースに従った。 後にヘーラクレースがラケダイモーンのヒッポコオーンと戦ったとき、イーピクレースも戦いに加わり、ケーペウスやその子供たちとともに戦死した〔アポロドーロス、2巻7・3。〕。しかしイーピクレースが死んだのはエーリス王アウゲイアースと戦ったときで、モリオネに傷を負わされ、アルカディアのペネオスに運ばれてブーパゴスとプロームネーに看病されたが、この地で死んだともいわれる。ペネオスにはイーピクレースの墓があり〔パウサニアス、8巻14・9。〕、英雄として祀られたという〔パウサニアス、8巻14・10。〕。 なお、ソポクレースは悲劇『イーピクレース』を作ったが散逸した〔岩波書店『ギリシア悲劇全集11 ソポクレース断片』。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イーピクレース」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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