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英語版ウィキペディア(えいごばんウィキペディア、)は、英語によって執筆・編集されているウィキペディアである。2001年1月15日に設立された最初のウィキペディアであり、現在に至るまで様々な言語のウィキペディアの中で最大規模を誇る。 2008年10月1日時点では、存在する全言語のウィキペディアの記事のうち、約22%強が英語版である〔Wikipedia:全言語版の統計 - 記事数の推移〕。2003年10月までは、この割合は過半数を占めていたが、他言語版の記事数の増加により、その割合は徐々に低下している。 2006年3月1日午後11時9分(協定世界時)に総記事数が100万件を突破し、日本ではITMediaでも取り上げられた。当時は毎日約1700項目の新着記事があった〔Wikipedia英語版の記事が100万本突破 『ITmediaNews』2006年03月03日 08時21分配信〕。2009年8月17日に300万項目を達成した。300万件目の記事はノルウェーの女優(ベアーテ・エリクセン)の記事である〔ウィキペディア英語版、掲載記事300万件突破 『AFP BBNews』フランス通信社 2009年08月19日 08時35分配信〕。2015年11月3日には記事数が500万を突破した。英語版の記事数は他の言語版に比して常に圧倒的な量を保持してきた。これについては、そもそもの母語話者人口の多さのみならず、編集者が世界中から集まったうえで情報を持ち寄るという、事実上の国際共通語ならではの強みも加勢している。更には、ある程度以上の経験を積んだ参加者らが「メジャー昇格」というような形であらゆる言語版から集まってくるという現象も伝統的に知られており、これも強みの一つである。 ''Wikipedia 1.0''により、記事に対しての格付けが行われている。 2010年5月13日、ユーザビリティ調査を基にユーザーインターフェースを更新した〔Wikipedia(英語版)が新しいインターフェースに カレントアウェアネス・ポータル 2010年5月13日〕。 == 論争 == 英語版ウィキペディアには、アメリカ英語(米語)、イギリス英語、国際英語など、どの方言の英語で記述するのが適切かという課題がある。特には綴りの違いの問題である〔参照:スタイルマニュアル(綴り) (英語版)〕。これはポルトガル語版におけるポルトガル語とブラジルポルトガル語の問題、あるいは中国語版における各種方言の使用についてのそれと類似している。 これについては、1つの英語にまとめる、英語版ウィキペディアを各方言で分割するなどの提案が出されもした。事実上の方針となっているのは''地域的な記事はその地域に適切な英語を使用する''というものである。例として、「色」を表す「カラー(Color)」という単語は、イギリス関係の記事内においてはイギリス式の綴りを尊重し「Colour」と記すことが推奨されている。他の記事は英語の種類が記事の中で一貫している限りは、あらゆる種類の英語を認めている。 「英語版ウィキペディアとブリタニカ百科事典の精度は同じくらい」と報じた英ネイチャー誌に対して、ブリタニカが撤回を求めるなどの動きも見られる。 英語版では、2国間以上にまたがるデリケートな問題、例えば紛争・戦争や領土問題に関わる項目(ナゴルノ・カラバフやトランシルヴァニアなど、現在でも帰属関係が係争中の領土)に関しては、互いの国の立場のユーザ同士でしばしば壮絶な編集合戦が巻き起こったあげく、結局保護扱い記事にされる例も少なくない。 これは、地球上で事実上の共通語として、また英語が多くの国で使われていることにも起因する。母国語が英語の国が5カ国以上存在するのも原因のひとつである。内容が英語で記述されているということは、それだけで引用元としてさまざまな方面からリンクしやすいということに繋がるからでもある。そのため、ユーザの所属する国と政府の主張に合致する方向での内容の書き換えが起こりやすいという問題を孕んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「英語版ウィキペディア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 English Wikipedia 」があります。 スポンサード リンク
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