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ウィリアムズ・FW16 : ミニ英和和英辞書
ウィリアムズ・FW16[うぃりあむずえふだぶりゅー16]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

F : [えふ]
 ファロー四徴(症)

ウィリアムズ・FW16 : ウィキペディア日本語版
ウィリアムズ・FW16[うぃりあむずえふだぶりゅー16]

ウィリアムズFW16 (Williams FW16) は、ウィリアムズ1994年のF1世界選手権で使用したフォーミュラ1カーパトリック・ヘッドエイドリアン・ニューウェイが設計した。第9戦ドイツGP以降はBスペックのFW16Bが使用された。
== FW16 ==

FW16ではリアエンドのエアロダイナミクス処理に工夫がなされた。ダブルウィッシュボーンのアッパーアームをアクスルセンター位置まで下げ、ドライブシャフトを覆う翼状のカバーを兼ねる事により、ディフューザー上面へ気流がスムーズに通過するようにした〔これと似た発想がシムテック・S941のフロントサスにもあり、気流が通過しやすい様に、ロワアームをアクスルセンターの位置まで上げていた。〕。また、リアウィングの下段ウィングは中央が隆起するブーメラン形状となった。
空力的に攻めたデザインだったが、レギュレーション変更によりアクティブサスペンションが禁止された影響で、路面のバンプを越える時のピッチング(車高変化)に対して神経質な挙動を示した〔『F1速報 1994 総集編』、ニューズ出版、1995年、40頁。〕。そのため突然リアが滑って、ドライバーがスピンを喫する場面が幾度か見られた。
本格的なテスト開始が開幕直前まで遅れ、開幕から2戦連続でベネトンの後塵を拝した。第3戦サンマリノGPではアイルトン・セナが事故死をしてしまうという悲劇のマシンになってしまった。
セナの事故は「激しい底打ち(ボトミング)によりダウンフォースが失われた」「パワーステアリングが故障したため操縦不能になった」という説など諸説語られたが、イタリアの裁判所は「セナの希望によりステアリング位置を調節するため、メカニックがステアリングシャフトを切断して溶接し直したが、それが不完全だったため、走行中にその部分で破断・操縦不能になった」という原因を認定した。(詳しくは1994年サンマリノグランプリ#裁判を参照)。
第5戦スペインGP以降、ディフューザーの短縮、フロント翼端板のボーテックスジェネレーター撤去、エンジンカバーの開口(ラム圧減少)、コクピット開口部の拡大といった矢継ぎ早のレギュレーション変更への対応に追われた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウィリアムズ・FW16」の詳細全文を読む




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