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ウィンブルドン選手権(ウィンブルドンせんしゅけん、英語:The Championships, Wimbledon)は、イギリス・ロンドンのウィンブルドン (Wimbledon) で開催されるテニスの四大国際大会の一つである。 == 概要 == 本大会の名称は、以前は「The Lawn Tennis Championships on Grass」であった。この名称が短縮され、現在は「The Championships」と呼ばれる〔Barry Lorge「At its roots, Wimbledon is about the grass」 『ESPN TENNIS』 ESPN Internet Ventures、2011年11月11日閲覧。〕。日本語では便宜上「全英オープン」と呼ばれる場合もある。 毎年オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブを会場とし、6月最終月曜日から2週の日程で開催される。開催期間中の第1週と第2週の中間に位置する日曜日をミドル・サンデーと呼び、この日を休養日として設ける伝統がある。この伝統は一貫して遵守されてきたが、1991年にミドル・サンデーに試合が行われた。雨天による日程の消化不良が深刻化したためだった。1997年と2004年も同様の理由からミドル・サンデーに試合が行われた。この時期のウィンブルドンは雨が降りやすく、試合が中断される事が多い。 試合や練習の際には白いウェアを着用する事が義務付けられている事も伝統となっており、これは1884年の同選手権女子シングルス部門の初代優勝者であるモード・ワトソン(イングランド)が白で揃えたウェアを着用していた事に由来する。この規定は色だけにとどまらず、全身タイツのようなウェアを着て試合を行ったは翌日にはそのウェアの使用を禁止されている〔但し、同じ会場を舞台に2012年に行われるロンドンオリンピックの期間だけは特殊例として、各国のナショナルチーム、あるいは国旗の色のテニスウェアの着用、並びにスタンド最前列のフェンスのカラー化(通常は緑色だが、この大会期間中は大会シンボルカラーの紫色と桃色をあしらった横断幕を使用)が認められた。テニスナビ「錦織圭などのオリンピック・テニス1回戦は29日(日)から」(2012年7月28日・同30日閲覧) 〕。 2015年大会賞金額は昨年より約7パーセント増額し2,675万ポンド(約48億5,000万円、約4,060万ドル)。男女シングルスの優勝者はそれぞれ188万ポンド(約3億4,000万円、285万ドル)を受けとる。1回戦で敗退した選手にも、2万9,000ポンド(約530万円、4万4,500ドル)が支払われる。〔http://news.tennis365.net/news/today/201504/104299.html〕 2011年のウィンブルドンの賞金総額は1,460万ポンド(約26億5,000万円、2,240万ドル)だったが、この4年間で約2倍に跳ね上がったことになる。 男女ダブルスの優勝者は、34万ポンド(約6,200万円、52万ドル)がそれぞれ支払われ、ミックスダブルスの優勝者10万ポンド(約1,820万円、15万3,000ドル)が支払われる。 開催国イギリスの優勝者は1977年の女子シングルスでバージニア・ウェード以降、男子シングルスで1936年のフレッド・ペリー以降現れず(2013年、アンディ・マレーが77年ぶりに制覇した)、“ウィンブルドン現象”という言葉まで生まれた。 優勝決定後の表彰式の準備の手際の良さも見どころの一つである。 2009年にはセンターコートに引き込み式屋根 (retractable roof〔「LONG TERM PLAN」 『Wimbledon』 AELTC、2011年11月11日閲覧。〕) が設置され、同年6月29日、ディナラ・サフィナ対アメリ・モレスモの試合において初めて使用された。屋根は午後4時39分より動き始め、4時46分までには完全に閉じられた。午後5時19分、屋根が閉じた後初めてのプレーがモレスモのサーブにより開始された〔Alix Ramsay「THE ROOF IS CLOSED」 『Wimbledon』 AELTC、2011年11月11日閲覧。〕。 2015年より、それまで2週間だった全仏オープンとの間隔が、初めて3週間に引き伸ばされて開催されることとなった。 優勝者には、クラブ会長・ケント公爵エドワード王子からトロフィーが授与される。 イギリスではロイヤルアスコット開催(競馬)ヘンリー・ロイヤル・レガッタ(レガッタ)、並びにこの大会が終わる7月下旬に開催される全英オープンゴルフ選手権(ゴルフ)と並ぶ社交界最大のイベント、かつイギリスの夏の最高峰のイベントとして知られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウィンブルドン選手権」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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